重 賞 予 想 回 顧（３９）

   第４２回  宝 塚 記 念（Ｇ�T）予 想

　　現役最強馬から、史上最強馬へ・・・。今回テイエムオペラオーが挑戦するのは、過去
　シンボリルドルフが記録したＧ�T７勝を超えるＧ�T８勝の単独最多勝利。さらに、Ｇ�Tの
　連勝記録では、あのシンザンを超える７連勝を狙います。そして記録を更新している通算
　獲得賞金でも、世界の競馬史上初となる２０億円ホースが視野に入っています。宝塚記念
　に関しては、勝てば史上初の２連覇達成。そして有馬記念とのグランプリＶ３は、スピー
　ドシンボリ、グラスワンダーに続く史上３頭目の快挙となります。もはや、オペラオーに
　とってライバルは自分自身だけかもしれませんが、この未踏のエリアへと進む覇王の挑戦
　を固唾を飲んで見守ろうと思います。
　　そこで本命にする馬ですが、もちろん前走天皇賞（春）１着のテイエムオペラオーを
　指名しました。前走は、産経大阪杯４着敗退後の一戦で、半信半疑のムードもありました
　が、気迫溢れる底力を見せての快勝劇。３コーナー過ぎでは、和田騎手のムチが入る場面
　も見られましたが、直線でのパフォーマンスは、不敗神話の復活を十分に印象付ける走り
　だったと思います。中間の状態も絶好調のようで、春シーズン３走目の同馬にとって死角
　は全く見当りません。
　　そして対抗にする馬は、前走天皇賞（春）２着のメイショウドトウをピックアップし
　ました。昨年の宝塚記念から、Ｇ�Tレース５回連続の２着。しかも、全てがオペラオーの
　後塵を拝するという日本競馬史上でも前代未聞のこと。しかし、今回この悪夢を断ち切る
　には絶好の舞台が整ったのも事実。阪神の２２００�bだけに、一発逆転のチャンスは十分
　にあると期待しています。陣営も、当初から春の最大の目標はこの宝塚記念に絞ってきた
　だけに、最高の状態で出走させてくると思います。

 第４２回  宝 塚 記 念（Ｇ�T）枠 順 確 定

【６月２４日 芝２２００�b ３歳上オープン定量 阪神】

【本線】�B−�C

【結果】
 １着 �Bメイショウドトウ
 ２着 �Cテイエムオペラオー
 ３着 �Eホットシークレット
 単�B ３４０円 複�B１２０円�C１１０円�E４１０円
 枠連３−４ ２００円 馬連�B−�C ２１０円
 ワイド�B−�C １５０円 �B−�E １０２０円 �C−�E ９４０円

 優勝したメイショウドトウは、前半１０００�b６１秒３という展開の中、道中は３〜４
 番手と積極的な先行策。天敵のテイエムを常に後ろに従える流れで、直線でも同馬の持
 ち味を十分に発揮した完勝劇だったと思います。２着のテイエムは、３コーナー過ぎで
 ズブさを見せて、４コーナーの手前で致命的な不利を受ける最悪の展開。それでも直線
 では外に持ち出して、最速の末脚で２着に入ったのは流石の一言。もちろん、各馬から
 執拗なマークを受けたこともありますが、これは競馬界に君臨する王者としての勲章。
 しかし、今回に限っては今春最高の状態で臨んだだけに、和田騎手＆陣営にとっては、
 大変悔やまれる一戦か。この秋に向けてテイエムＶＳメイショウの２強対決を楽しみに
 待ちたいと思います。また３着のホットシークレットは大善戦。絶妙の逃げで２強の間
 に割って入る可能性もありましたが、最後の詰めがあと一歩でした。今回馬券の方は、
 とりあえず○−◎の本線的中でしたが、まあこの配当では仕方がないでしょう。秋に向
 けて再び長期放牧に出る予定です。（笑）

   第５１回  安 田 記 念（Ｇ�T）予 想

　　今週は、毎年白熱した激戦が続く春のマイル王決定戦。ここ１０年の成績表を振り返る
　と【９１年】ダイイチルビー＆ダイタクヘリオスの叩き合い【９２年】ヤマニンゼファー
　が颯爽とＧ�Tの舞台に登場【９３年】ヤマニンゼファーの２連覇達成＆イクノディクタス
　との馬連は６万馬券の大ブレイク【９４年】ノースフライト＆トーワダーリンが牡馬陣を
　撃破【９５年】外国馬ハートレイクがサクラチトセオーをハナ差で退ける【９６年】トロ
　ットサンダーがマイラーとしての才能を開花させる【９７年】タイキブリザードが３度目
　の挑戦でマイル王をゲット【９８年】雨の不良馬場で、タイキシャトルが世界へ飛翔する
　勝利を飾る【９９年】エアジハード＆グラスワンダーのハナ差の叩き合い【００年】外国
　馬のフェアリーキングプローン＆ディクタットが、初のワンツー・フィニッシュ・・・。
　今年も一体どのようなドラマを見ることができるのでしょうか。府中の杜に実力馬が揃い
　激戦は必至の状況。果たして、頂点に君臨する馬は！？
　　そこで今回本命にする馬ですが、前走京王杯ＳＣ１着のスティンガーをピックアップ
　しました。前走は、タイキシャトルが持つ１分２０秒１のレコードと同タイムでの勝利。
　昨年から比べると馬体重が２２�`も増え、直線での追い込みも力強さが更に増した印象を
　強く受けました。気性面の成長も著しく、レース前にテンションが上がらなくなったのは
　プラス材料。昨年の安田記念は、１番人気で４着と敗れているだけに、今回は陣営も雪辱
　を期していると思います。
　　そして対抗にする馬ですが、前走マイラーズＣ１着のジョウテンブレーヴを指名しま
　した。前走は、１分３２秒８のレコードで勝利を飾り、一躍マイル路線の有力馬に躍り出
　ました。昨年は、クラシック戦線を歩んできた馬ですが、やはりマイル＆中距離への路線
　変更は大正解だったと思います。独特の沈み込むようなフォームが戻れば、一発の可能性
　は十分に。乗り替った安藤勝己騎手も、中央のＧ�T制覇に燃えていると思います。今回は
　同馬にとっても重要な試金石。
　　また３番手にする馬ですが、前走高松宮記念１着のトロットスターをピックアップし
　ました。昨年の秋から急激に力をつけて、現在は完全本格化を証明する４連勝中。マイル
　戦に勝ち星がない点は、どんな流れにも対応できるタイプだけに、特に問題はないと見て
　います。やはり、道中の位置取りが重要な一戦だけに、蛯名騎手の手綱さばきは要注目。
　昨年は、直線で不利を受けて５着と馬群に沈んでいるだけに、今回は関係者も前走以上に
　キッチリ仕上げてくると思っています。

 第５１回  安 田 記 念（Ｇ�T）枠 順 確 定

【６月３日 芝１６００�b ３歳上オープン定量 東京】

【本線】�B−�G、�@−�B、�@−�G
【中穴】�B−�E、�B−�K、�B−�N
【大穴】�E−�G、�G−�K、�G−�N

【結果】
 １着 �Pブラックホーク
 ２着 �Iブレイクタイム
 ３着 �Qメイショウオウドウ
 単�P ２０１０円 複�P５７０円�I２５１０円�Q６００円
 枠連５−８ １１２３０円 馬連�I−�P １２０６００円
 ワイド�I−�P １６８００円 �P−�Q ３５６０円 �I−�Q １３０５０円

 優勝したブラックホークは、前半１０００�b５７秒１という超ハイペースの展開の中、
 道中は後方待機策で折り合い、直線に入ると上がり３４秒８の末脚で他馬を一蹴。昨年
 ２月の阪急杯以来４６１日ぶりの勝利で、一昨年のスプリンターズＳに続くＧＩのタイ
 トルを手に入れました。また２着には１５番人気のブレイクタイムが入り、馬連はＧＩ
 レース史上２位となる１２万６００円（１１１番人気）の超万馬券。ブレイクタイムは
 先行馬が総崩れの中パワーで押し切り、堂々の銀メダルを獲得しました。今後の活躍が
 期待できる一頭かと思います。３着のメイショウオウドウは、道中最後方からの展開で
 直線でもよく伸びてきたと思いますが、最後の詰めがあと一歩。状態がよかっただけに
 惜しい敗戦か。今回◎○▲の本線に推した馬は、全て馬群に沈み２ケタ着順という最悪
 の結果に終わりました。毎回思うのですが、やはり競馬って難しいものですね・・・。
 長期放牧に出て少し頭を冷やしてきます・・・。（涙）

   第６８回  ダ ー ビ ー（Ｇ�T）予 想

　　今年も競馬の祭典ダービーの時期がやってきました。今回、新世紀を迎えたダービーの
　注目点は、もちろん外国産馬の出走が可能となった一点。この歴史的な開放元年の一戦を
　十二分に楽しみたいと思います。そこで過去１０年のデータを眺めると、１番人気の成績
　は【６３１０】の９連対という抜群の信頼性を誇っています。ただし、馬連の平均配当は
　６千円台と比較的高目で、ヒモ荒れの波乱のケースは十分に頭に入れておきたいところ。
　また距離に関しては、２０００�b以上を経験していることが最低条件で、皐月賞を除いた
　２０００�b戦以上の未連対馬は即切り。そして、過去１０年の連対馬２０頭のうち、１７
　頭が年明けの重賞で２着以内に入っていることも重要なポイント。問題は、前走２０００
　�b未満のレースを使った馬が【０００28】と全て惨敗している点ですが、今回注目されて
　いるＮＨＫマイルＣの勝ち馬クロフネは、果たしてこの死角を打ち破ることが出来るのか
　注目したいと思います。
　　さてそこで今年本命にする馬ですが、前走皐月賞３着のジャングルポケットを指名し
　ました。前走は１番枠から脚を滑らせる最悪の発走で、普通なら惨敗のケース。それでも
　３着まで持ってきたのは、この馬の非凡な才能がなせる業で、血統的にも東京コースでの
　巻き返しは必至と期待しています。ローテーションも、今年に入って共同通信杯→皐月賞
　→ダービーと理想的で、十分に間隔を取ったこともプラス材料。あとは鞍上の角田騎手が
　落ち着いて乗れるかどうかだけ。
　　そして２番手にする馬ですが、前走ＮＨＫマイルＣ１着のクロフネをピックアップし
　ました。前走は、後方からの競馬で一瞬届かないと思いましたが、３４秒３という強烈な
　末脚で差し切り、Ｇ�Tのタイトルを手中に収めました。跳びの大きい独特なフォームだけ
　に、一旦エンジンが掛かれば爆発的な脚力で他馬を一蹴する可能性は大。今回も武豊騎手
　の道中での手綱さばきは見所のひとつ。ローテーションの問題も、この馬の持つ潜在的な
　能力で超越することを期待しています。
　　また３番手にする馬ですが、前走皐月賞２着のダンツフレームをピックアップしまし
　た。前走は、アグネスタキオンの末脚には屈しましたが、ゴチャついた馬群を割って伸び
　てきただけに、高く評価される内容だったと思います。これまで７戦して４勝２着３回。
　完全連対の堅実性と、卓越した勝負根性は、同世代の中でもトップクラス。問題は、東京
　コースへの対応ですが、レースセンスが抜群な馬だけに大崩れはしないハズ。乗り替った
　河内騎手がどのようなパフォーマンスを見せるのか楽しみです。

 第６８回  ダ ー ビ ー（Ｇ�T）枠 順 確 定

【５月２７日 芝２４００�b ３歳オープン定量 東京】

【本線】�P−�Q、�H−�Q、�H−�P
【中穴】�A−�Q、�F−�Q、�K−�Q
【大穴】�A−�P、�F−�P、�K−�P

【結果】
 １着 �Qジャングルポケット
 ２着 �Hダンツフレーム
 ３着 �Eダンシングカラー
 単�Q ２３０円 複�Q１２０円�H１７０円�E９１０円
 枠連５−８ ３３０円 馬連�H−�Q ５６０円
 ワイド�H−�Q ２８０円 �E−�Q ２３７０円 �E−�H ３１７０円

 優勝したジャングルポケットは、前半１０００�b５８秒４という超ハイペースの展開の
 中、道中は中団で折り合い、直線に入ると絶妙のタイミングでスパート。ゴール前では
 豪快な末脚で他馬を圧倒する快勝劇でした。有力馬が一斉に動いた３〜４コーナーでも
 角田騎手は落ち着いて内に入れたまま。結果的に、このワンテンポ遅らせたスパートが
 坂上での爆発的な末脚につながったと思います。２着のダンツフレームも、道中は中団
 で折り合い、直線ではジャングルを追い詰める見せ場を作りました。着差は１馬身半と
 あと１歩及びませんでしたが、この馬の能力の高さを十分に証明した内容だったと評価
 しています。３着のダンシングカラーは、大健闘。積極的な先行策から、直線でも粘り
 のある末脚を見せて、自身の能力は出し切ったと思います。外国産馬初のダービー制覇
 を期待されていたクロフネは５着と馬群に沈みました。やはり中２週のキツいローテー
 ションと、前走から８００�b伸びた距離的な面も敗因のひとつか。馬券の方は、◎−▲
 の本線的中でしたが、もちろん５６０円の配当ではマイナス収支。上記の買い目以外に
 もボーンキングからのワイド馬券も買っていたので被害は甚大なものに・・・。（涙）

   第６２回  オ ー ク ス（Ｇ�T）予 想

　　今年も３歳牝馬の頂点を決めるオークスの時期がやってきました。毎年このレースは、
　桜花賞の１６００�bから一挙に８００�b延びる２４００�bという距離が、馬券を解く重要
　なキーワードとなっています。今年もそれぞれの出走馬が、この未経験の距離をどのよう
　に克服するか大変興味深く、華麗なる乙女の戦いを十分に堪能できると期待しています。
　また今回は、過去同じクラシックを戦い抜いてきた牝馬の娘や孫が多いので、時空を超え
　た血統的な争いも１つの見所と思っています。
　　そこで本命にする馬ですが、前走桜花賞１着のテイエムオーシャンをピックアップし
　ました。前走は、単勝１３０円と圧倒的な支持を受け、２着に３馬身差をつける圧勝劇。
　ただし、道中では他馬とのスピードの違いから折り合いを欠く場面も見られ、長距離戦で
　の若干の不安を残しました。今回は、この馬の取捨が馬券の明暗を分けると思いますが、
　絶対能力の差で東京の２４００�bを克服できると期待しています。本田騎手の手綱さばき
　も要注目の一戦かと思います。
　　そして対抗にする馬ですが、前走桜花賞２着のムーンライトタンゴをピックアップし
　ました。前走は、４コーナー最後方から大外を回り、直線の叩き合いを制しました。結局
　テイエムには届きませんでしたが、追えば追うほど伸びる末脚で、勝負根性も同世代の中
　では非凡なものを持っていると思います。馬体も小柄で、血統的にも距離が伸びて能力を
　発揮するタイプ。レース展開がハマれば、父ダンスインザダークに初のクラシックの栄冠
　も十分に可能と期待しています。
　　また３番手にする馬ですが、前走フローラＳ３着のローズバドを指名しました。前走
　は、熱発明けによる体調不良にもかかわらず、最後方から３４秒６の鋭い末脚で追い込み
　そのポテンシャルの高さを証明しました。中間の状態も最高のようで、前走が８０〜８５
　点なら、今回は１００点満点と厩舎サイドも自信のコメントを出しています。血統的にも
　直線勝負に持ち込めば、爆発的な末脚を繰り出すタイプだけに、東京コースはＧ�T奪取の
　最高の舞台かと思います。

 第６２回  オ ー ク ス（Ｇ�T）枠 順 確 定

【５月２０日 芝２４００�b ３歳牝オープン定量 東京】

【本線】�F−�K、�@−�K、�@−�F
【中穴】�G−�K、�F−�G、�@−�G
【大穴】�J−�K、�F−�J、�@−�J

【結果】
 １着 �Lレディパステル
 ２着 �@ローズバド
 ３着 �Kテイエムオーシャン
 単�L １７６０円 複�L３００円�@２１０円�K１３０円
 枠連１−７ ３４５０円 馬連�@−�L ４８６０円
 ワイド�@−�L １４７０円 �K−�L ７８０円 �@−�K ５１０円

 優勝したレディパステルは、前半１０００�b通過６０秒４の展開の中、道中最後方から
 じっくりと進出。直線では、馬群を割って外に持ち出すと、鮮やかな末脚を繰り出して
 早目に抜け出したローズバドを一気に差し切りました。Ｋ・デザーモ騎手の冷静な手綱
 さばきは、高く評価されると思います。２着のローズバドは、一旦は勝利を手中にしま
 したが、ゴール前での接戦で敗れました。しかし、この馬の瞬発力は非凡なものがあり
 今後の巻き返しに期待したいと思います。３着のテイエムオーシャンは、道中４〜５番
 手と、好位置でうまく乗ったと思いますが、スパートのタイミングが遅れローズバドに
 出し抜けを食ったのが敗因。それでも距離的に問題はなく、秋に向けて主役の座は譲れ
 ないところ。馬券の方は、レディパステルが完全な無印のため惨敗という結果でした。
 ダービー前に短期放牧決定か・・・。（涙）

 ※お願い。結果欄の配当金と連勝番号は、念のため日本中央競馬会
   発表の成績表と照合して下さい。

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