トピックス 

  このページは２００１年に競馬界で起こったさまざまな出来事のトピックスです。


 ●来年４月、南関東４場で３連単発売

　　１２月２５日、公営南関東４競馬場（浦和、大井、川崎、船橋）で来年４月から３連勝
　単式、３連勝複式の新種馬券が発売されることが内定した。３連単は９頭立て以下、３連
　複は１６頭立て以下のレースで発売。これで南関東公営競馬の馬券は、単勝、複勝、枠複、
　馬複、枠単、馬単、ワイドと合わせ全部で９種類となる。３連単は、昨年に競艇、今年は
　競輪が導入し人気が上がっている馬券。来年２月にはオートもスタートする。なお３連複
　は、来年６月中央競馬でも導入が予定されている。【０１．１２．２６付】

 ●クロフネ、右前浅屈腱炎を発症

　　１２月２４日、今年のジャパンＣダートでレコード勝ちを収めるなど大活躍の外国産馬
　クロフネ（牡３、松田国）が、右前浅屈腱炎を発症し９ヵ月以上の長期休養が必要と診断
　された。過去、数多くの名馬が引退を余儀なくされた不治の病だけに、このまま引退する
　可能性が高い。来年出走を予定していたドバイワールドＣ、ブリーダーズＣクラシックの
　夢が散るとともに、日本競馬界の損失は限りなく大きい。【０１．１２．２５付】

 ●マンハッタンカフェ、有馬記念制覇！！

　　１２月２３日、中山競馬場で行われた、第４６回有馬記念（ＧT、芝２５００b）は、
　３番人気で蛯名正義騎手騎乗のマンハッタンカフェ（牡３、小島太）が、直線豪快に伸び
　て快勝。２着には最低人気馬（１３番人気）のアメリカンボスが粘り、馬連１−４は４万
　８６５０円の有馬記念史上最高配当の大波乱となった。なお、１番人気のテイエムオペラ
　オーは５着、２番人気のメイショウドトウは４着と、中央競馬の勢力図が大きく塗り変え
　られた一戦となった。同馬は来春の天皇賞（春）を目標に、結果次第では秋の凱旋門賞へ
　の挑戦もプランとして上がっている。父サンデーサイレンス、母サトルチェンジ（母の父
　ローソサイアティ）。通算成績９戦５勝。総獲得賞金額３億８８３１万４０００円。
　【０１．１２．２４付】

 ●ユウフヨウホウ、中山大障害Ｖ！！

　　１２月２２日、中山競馬場で行われた第１２４回中山大障害（Ｊ・ＧT、芝４１００b）
　は、今村康成騎手騎乗の最低人気馬（１０番人気）のユウフヨウホウ（牡４、松元茂）が
　直線３番手から鋭く伸びて快勝。単勝配当は、１万１４７０円の万馬券となった。同馬は
　２着になったゴーカイの半弟で、６５年（フジノオー・フジノチカラ）、７２年（ナスノ
　セイラン・ナスノヒエン）に続く２９年ぶり史上３度目の兄弟ワンツー・フィニッシュと
　なった。鞍上の今村騎手は、重賞初制覇。父ラグビーボール、母ユウミロク（母の父カツ
　ラノハイセイコ）。通算成績１７戦２勝（内障害１１戦２勝）。総獲得賞金額１億１７２
　７万５０００円（内障害１億１６２５万５０００円）。【０１．１２．２４付】

 ●香港国際競走、日本馬ＧT３レース制覇！！

　　１２月１６日、香港シャティン競馬場で行われた香港国際競走で、日本調教馬が３つの
　国際ＧT競走を制する快挙を達成した。まず香港ヴァーズ（ＧT、芝２４００b）をステ
　イゴールドが歴史的な逆転劇で制し、香港マイル（ＧT、芝１６００b）をエイシンプレ
　ストンが快勝、そしてメインの香港カップ（ＧT、芝２０００b）をアグネスデジタルが
　制してＧＩ３連勝を飾った。これまで日本調教馬による海外ＧT制覇は、シーキングザパ
　ール、タイキシャトル、エルコンドルパサー、アグネスワールドの４頭（５勝）を数える
　が、これにより日本調教馬による海外ＧT制覇は７頭（８勝）となった。特にステイゴー
　ルドの場合は、日本生まれ、日本デビューの競走馬として初の海外ＧＩ制覇という金字塔
　を打ちたてたことになる。【０１．１２．１７付】

 ●アドマイヤドン、朝日杯ＦＳ制覇！！

　　１２月９日、中山競馬場で行われた第５３回朝日杯フューチュリティＳ（ＧT、芝１６
　００b）は、１番人気で藤田伸二騎手騎乗のアドマイヤドン（牡２、松田博）が、直線で
　鋭く抜け出して快勝。これで兄アドマイヤベガに続く兄弟ＧＩ制覇の快挙を成し遂げた。
　勝ちタイムの１分３３秒８も、９７年にグラスワンダーが記録した２歳レコードに、僅か
　０秒２差の好記録。今回は、６着のシベリアンメドウまでが１分３４秒１の好タイムで、
　同世代のレベルの高さを証明した結果に。今後のアドマイヤドンに関しては、厩舎で静養
　した後に、来春３月の弥生賞での始動が有力とのこと。父ティンバーカントリー、母ベガ
　（母の父トニービン）。通算成績３戦３勝。総獲得賞金額８３４１万４０００円。
　【０１．１２．１０付】

 ●ＷＳＪＳ、佐賀の鮫島克也騎手優勝！！

　　１２月１日、２日、阪神競馬場で、第１４回ワールドスーパージョッキーズシリーズが
　行われ、地方競馬代表の鮫島克也騎手（佐賀、鮫島勉厩舎所属）が、最終戦で劇的な逆転
　Ｖを飾り、賞金３００万円とトロフィーを手にした。第３戦終了時では、１、２、３着と
　安定した成績のエスピノーザ騎手が４８点で断然のトップでしたが、１２点差の２位につ
　けていた鮫島騎手が最終戦のゴールデンブーツＴで大逆転のドラマを演出した。１位鮫島
　騎手（５６点）、２位エスピノーザ騎手（５１点）、３位蛯名騎手（３７点）。
　【０１．１２．３付】

 ●タムロチェリー、阪神ジュベナイルＦ制覇！！

　　１２月２日、阪神競馬場で行われた第５３回阪神ジュベナイルＦ（ＧT、芝１６００b）
　は、７番人気でオリビエ・ペリエ騎手騎乗のタムロチェリー（牝２、西園）が、直線鋭い
　差し脚で快勝。これで同騎手は、先々週のマイルＣＳ（ゼンノエルシド）、先週のジャパ
　ンＣ（ジャングルポケット）に続く、史上初の３週連続ＧＩ制覇の快挙を達成しました。
　なお２着には、９番人気のアローキャリーが逃げ粘り、馬連は２万５３５０円と同レース
　３度目の万馬券となった。父セクレト、母ミスグローリー（母の父サクラユタカオー）。
　通算成績６戦３勝。総獲得賞金額１億４１万３０００円。【０１．１２．３付】

 ●ジャングルポケット、ジャパンカップ制覇！！

　　１１月２５日、東京競馬場で行われた第２１回ジャパンカップ（ＧT、芝２４００b）
　は、２番人気でオリビエ・ペリエ騎手騎乗のジャングルポケット（牡３、渡辺）が、直線
　鋭い末脚で先行するテイエムオペラオーを差し切り優勝した。日本ダービー馬が、同年の
　ＪＣを制したのは史上初の快挙。ペリエ騎手は、先週のマイルＣＳ（ゼンノエルシド）に
　続き２週連続のＧＩ制覇となった。また、前日のＪＣダートに続き、日本馬が１〜５着と
　掲示板を独占するなど、これで同レースは、９８年からの日本馬４連勝を達成した。来年
　以降は、天皇賞（春）を目標に、夏からは海外も視野に入っている模様。父トニービン、
　母ダンスチャーマー（母の父ヌレエフ）。通算成績９戦５勝。総獲得賞金額５億９９３２
　万６０００円。【０１．１１．２６付】

 ●クロフネ、ジャパンカップダート制覇！！

　　１１月２４日、東京競馬場で行われた第２回ジャパンカップダート（ＧT、ダート２１
　００b）は、１番人気で武豊騎手騎乗のクロフネ（牡３、松田国）が、第３コーナー手前
　からマクる圧倒的なパフォーマンスを見せて優勝した。勝ち時計の２分５秒９は、昨年の
　ウイングアローが塗り替えた２分７秒２を大幅に更新する驚異のレコードタイム。前走の
　武蔵野Ｓに続く４個目のレコードで世界の強豪を退けた。今後は、来春の世界のダート王
　決定戦・ドバイワールドカップを視野に入れ調整される模様。父フレンチデピュティ、母
　ブルーアヴェニュー（母の父クラシックゴーゴー）。通算成績１０戦６勝。総獲得賞金額
　３億７０２３万５０００円。【０１．１１．２６付】

 ●ゼンノエルシド、マイルＣＳ制覇！！

　　１１月１８日、京都競馬場で行われた第１８回マイルＣＳ（ＧT、芝１６００b）は、
　４番人気でオリビエ・ペリエ騎手騎乗のゼンノエルシド（牡４、藤沢和）が、直線で鋭く
　抜け出してＧＩ初制覇を飾りました。同馬は、愛国の牧場で購入した欧州の名種牡馬カー
　リアン産駒。その気性難は有名で、新馬戦以降は伸び悩んでいましたが、前々走の京成杯
　ＡＨで完全本格化。前走のスプリンターズＳでは距離不足で惨敗しましたが、それをバネ
　に、今回見事にＧTタイトルを手に入れました。これで藤沢和雄厩舎は、マイルＣＳ４勝
　目。今年の通算勝利数も、７１年に藤本冨良調教師が６３勝を挙げて以来、ＪＲＡ３０年
　ぶりに６０勝の大台に到達しました。父カーリアン、母エンブラ（母の父ドミニオン）。
　通算成績１３戦６勝。総獲得賞金額２億３３６万６０００円。【０１．１１．１９付】

 ●トゥザヴィクトリー、エリザベス女王杯Ｖ！！

　　１１月１１日、京都競馬場で行われた第２６回エリザベス女王杯（ＧT、芝２２００b）
　は、４番人気で武豊騎手騎乗のトゥザヴィクトリー（牝５、池江）が、ゴール前の混戦を
　制してＧＩ初制覇を成し遂げた。同馬は、今年３月２４日のドバイＷＣ２着以来２３２日
　ぶりの出走でしたが、これまでの「逃げ」「先行」一辺倒の脚質を「差し」の競馬に変更
　するなど、武豊騎手の手腕も高く評価される一戦。なお勝ち時計の２分１１秒２は、９７
　年のエリモシックのレースレコードを０秒３秒上回るタイム。父サンデーサイレンス、母
　フェアリードール（母の父ヌレエフ）。通算成績１７戦６勝。総獲得賞金額５億５７２５
　万９００円。【０１．１１．１２付】

 ●武豊騎手、史上初の牝馬５冠完全制覇！！

　　１１月１１日、京都競馬場で行われた第２６回エリザベス女王杯（ＧT、芝２２００b）
　は、トゥザヴィクトリー（牝５、池江）が１着となり、鞍上の武豊騎手は、現存する牝馬
　限定ＧT競走（桜花賞、オークス、秋華賞、エリザベス女王杯、阪神ジュベナイルフィリ
　ーズ）の完全制覇を達成した。ちなみに桜花賞は、９８年ファレノプシスなど４勝。オー
　クスは、９６年エアグルーヴなど３勝。以下秋華賞は、９８年ファレノプシス。阪神ＪＦ
　（旧・阪神３歳牝馬Ｓ）は、９４年ヤマニンパラダイス。そして今年のエリザベス女王杯
　で牝馬５冠を達成。これで同騎手が未勝利のＧTレースは、フェブラリーＳ、高松宮記念、
　マイルＣＳ、ジャパンＣダート、朝日杯フューチュリティＳ（旧・朝日杯３歳Ｓ）の５つ
　となった。【０１．１１．１２付】

 ●武豊騎手ＪＲＡ通算１９００勝達成！！

　　１１月３日、第５回京都競馬１日目第３競走にて、武豊騎手騎乗のイチロースワン号が
　１着となり、ＪＲＡ通算１９００勝を達成した。通算９７０５戦目。現役では岡部、河内
　騎手に次ぐ３人目で、史上では引退した増沢元騎手に次ぐ４人目。デビュー１４年８ヵ月、
　３２歳８ヵ月での１９００勝達成は、史上最短・最年少記録となる。ＪＲＡ重賞は、史上
　２位の１５１勝（１位は岡部騎手の１５６勝）、ＧTは最多の３４勝をマークしている。
　なお海外重賞は、今年のアベイユ・ド・ロンシャン賞（０１年インペリアルビューティ）
　をはじめ１２勝。【０１．１１．５付】

 ●アグネスデジタル、天皇賞（秋）制覇！！

　　１０月２８日、東京競馬場で行われた第１２４回天皇賞・秋（ＧT、芝２０００b）は、
　４番人気で四位洋文騎手騎乗のアグネスデジタル（牡４、白井）が、直線大外から一気に
　伸びて、昨年からの２頭限定の開放以来、初の外国産馬の優勝を成し遂げた。これで昨年
　から６度も続いた古馬中長距離ＧTのテイエムオペラオー＆メイショウドトウの２強時代
　は、終焉を迎えました。同レース、白井調教師はスペシャルウィーク以来２年ぶり。四位
　騎手は初勝利。父クラフティプロスペクター、母チャンシースクウォー（母の父チーフズ
　クラウン）。通算成績２１戦９勝。総獲得賞金額５億１２４０万１０００円。
　【０１．１０．２９付】

 ●マンハッタンカフェ、菊花賞Ｖ！！

　　１０月２１日、京都競馬場で行われた第６２回菊花賞（ＧT、芝３０００b）は、６番
　人気で蛯名正義騎手騎乗のマンハッタンカフェ（牡３、小島太）が、直線鋭く伸び、重賞
　初制覇がＧＩ制覇の快挙を達成した。管理する小島太調教師は、騎手時代の皐月賞、ダー
　ビーと併せて「３冠」を達成。また２着には、１１番人気の人気薄マイネルデスポットが
　逃げ粘り、馬連の４６２１０円は、菊花賞史上最高の高額配当となった。父サンデーサイ
　レンス、母サトルチェンジ（母の父ローソサイアティ）。通算成績８戦４勝。総獲得賞金
　額２億５５４万２０００円。【０１．１０．２２付】

 ●テイエムオーシャン、３歳牝馬２冠制覇！！

　　１０月１４日、京都競馬場で行われた、第６回秋華賞（ＧT、芝２０００b）は、１番
　人気で本田優騎手騎乗のテイエムオーシャン（牝３、西浦）が、道中３番手追走から楽に
　抜け出して、春の桜花賞に続く牝馬２冠を達成しました。桜花賞＋秋華賞（旧エリザベス
　女王杯）の２冠は史上５頭目の快挙。同レースの１番人気の優勝は、９７年のメジロドー
　ベル以来４年ぶり２頭目。父ダンシングブレーヴ、母リヴァーガール（母の父リヴリア）。
　通算成績８戦６勝。総獲得賞金額３億５３８０万６０００円。【０１．１０．１５付】

 ●田原成貴調教師、覚せい剤所持、銃刀法違反で逮捕

　　１０月１１日、田原成貴調教師が、東京羽田空港で覚せい剤取締法違反、銃刀法違反の
　容疑で、東京空港署に現行犯逮捕されていたことが明らかになった。東京空港署によると
　田原容疑者は８日正午ごろ、仕事で新千歳行きの日航機に搭乗するため、羽田空港の搭乗
　窓口に到着。バッグを預けようとしたが、時間がなかったため、ゲートで機内持ち込み手
　荷物のエックス線検査を受けたところ、刃渡り約１８センチの大型ナイフを所持している
　のが発見された。所持の理由をただしたところ、何も話さなかったため、銃刀法違反の現
　行犯で逮捕された。逮捕後、バッグ内からは数本の注射器も発見され、うち１本に微量の
　水溶液が付着していた。その後の検査で覚せい剤と判明。覚せい剤取締法違反でも逮捕さ
　れた。また、尿検査で陽性反応が出たため、所持だけでなく使用の疑いでも調べている。
　　現役の調教師が現行犯逮捕されるのは前代未聞。しかも覚せい剤の所持とあっては言語
　道断の不祥事。ＪＲＡは、田原容疑者の管理馬について、裁定委員会の議定があるまでの
　調教停止処分を発表。今後は警察の取り調べを待って処分を決めるが、調教師免許の剥奪
　は避けられないとみられる。【０１．１０．１２付】

 ●武豊騎手、アベイユ・ド・ロンシャン賞制覇！！

　　１０月７日、仏ロンシャン競馬場で行われたアベイユ・ド・ロンシャン賞（ＧT、芝・
　直線１０００b）は、武豊騎手騎乗のインペリアルビューティ（牝５、Ｊ．ハモンド）が
　１分０秒３のタイムで優勝。同馬は９９年の同レースで優勝したアグネスワールドの２着
　となった牝馬。これで同騎手は、海外ＧT勝利５勝目、海外重賞通算勝利も１２勝となっ
　た。なお、同日に行われた第８０回凱旋門賞（ＧT、芝２４００b）でも、９８年優勝馬
　サガミックスの半弟サガシティ（牡３、Ａ．ファーブル）に騎乗し３着と健闘した。
　【０１．１０．８付】

 ●トロットスター、スプリントＧT春秋連覇！！

　　９月３０日、中山競馬場で行われた第３５回スプリンターズＳ（ＧT、芝１２００b）
　は、４番人気で蛯名正義騎手騎乗のトロットスター（牡５、中野栄）が、春の高松宮記念
　に続き、スプリントＧT春秋連覇を達成した。なお勝ちタイムの１分７秒０は、平成６年
　のサクラバクシンオーの記録を０秒１更新するレース＆コースレコード。また、前走から
　プラス２４`増でのＧT勝利は、昭和６３年マイルＣＳのサッカーボーイのプラス１８`
　を超える記録となった。スプリント重賞４勝目も、サクラバクシンオー、マサラッキと並
　ぶ最多勝利。父ダミスター、母カルメンシータ（母の父ワイズカウンセラー）。通算成績
　２５戦８勝。総獲得賞金額４億６２９９万５０００円。【０１．１０．１付】

 ●ゼンノエルシド、衝撃の日本レコードＶ！！

　　９月９日、中山競馬場で行われた第４６回京成杯ＡＨ（ＧV、芝１６００b）は、１番
　人気で、横山典弘騎手騎乗のゼンノエルシド（牡４、藤沢和）が１分３１秒５という衝撃
　の日本レコードで圧勝した。同馬は、デビュー戦を馬っ気を出したままで楽勝するなど、
　早くから大物ぶりを発揮していた逸材。その後は、体質の弱さや気性の難しさで伸び悩ん
　でいたが、陣営の地道な努力でその素質が開花した。今後は、１１月１８日に京都競馬場
　で行われるマイルＣＳ（ＧT、芝１６００b）を視野に入れ、悲願のＧTタイトル奪取を
　目指す予定。父カーリアン、母エンブラ（母の父ドミニオン）。通算成績１１戦５勝。総
　獲得賞金額１億５４６万円。【０１．９．１０付】

 ●アグネスタキオン引退、１８億円種牡馬入り

　　８月２９日、無敗の４連勝で皐月賞を制し、日本ダービー前に左前浅屈腱炎を発症した
　アグネスタキオン（牡３、長浜）の引退が正式に発表された。同馬は、浅屈腱炎判明後、
　栗東トレセンで静養。６月２日に北海道・千歳の社台ファームに放牧に出され、来年春の
　復帰を目指していた。しかし、完全な状態での現役復帰が、検査の結果から難しいことが
　判明。また種牡馬として馬産地の期待も高いことから、関係者が協議の上、引退・種牡馬
　入りを決めた。同馬は来春から北海道・早来の社台ＳＳでけい養され、１口３０００万円
　で、６０口の総額１８億円のシンジケートが組まれる。父サンデーサイレンス、母アグネ
　スフローラ（母の父ロイヤルスキー）。通算成績４戦４勝。総獲得賞金額２億２２０８万
　２０００円。【０１．８．３０付】

 ●メジロダーリング、日本レコード５３秒９！！

　　８月１９日、新潟競馬場で行われた、第１回アイビスサマーダッシュ（ＧV、芝・直線
　１０００b）は、２番人気で、吉田豊騎手騎乗のメジロダーリング（牝５、大久保洋）が
　日本の競馬で初めて１０００b５４秒の壁を破る、５３秒９という驚異的な日本レコード
　で快勝した。これで同馬は、前走の函館ＳＳに続く重賞連覇で、今後は９月３０日に中山
　競馬場で行われるスプリンターズＳ（ＧT、芝１２００b）を目指す予定。父グリーンデ
　ザート、母アイルオブグラス（母の父アファームド）。通算成績２９戦８勝。総獲得賞金
　額２億５３６２万円。【０１．８．２０付】

 ●「ミスター競馬」野平祐二氏死去

　　８月６日、午前９時２７分、「ミスター競馬」のニックネームで親しまれた元調教師の
　野平祐二氏が、肺炎のため入院先の東京歯科大学市川総合病院で死去した。７３歳。同氏
　は、５０年間にわたり騎手、調教師、評論家として日本の競馬界をリードしてきた重鎮。
　１９７５年（昭和５０年）２月１７日、当時の中央競馬最多勝１３３９勝で騎手を引退後、
　調教師に転身。２０００年（平成１２年）２月末日に定年引退するまで、４０２勝の勝ち
　星を挙げた。なお、日本調教馬の海外進出も同氏が始まりで、有馬記念を２連覇した愛馬
　スピードシンボリで欧米へ遠征。結果は出せなかったが、その思いは調教師転身後に育て
　た２０世紀最強馬シンボリルドルフへとつながっている。また、魅せる競馬、紳士的競馬、
　スポーツとしての競馬にこだわり、当時ギャンブルとしてしか見られなかった競馬を誰も
　が見られる「スポーツ」に変えた功績も大きい。同氏のご冥福を心よりお祈り致します。
　【０１．８．７付】

 ●メイショウドトウ、宝塚記念制覇！！

　　６月２４日、阪神競馬場で行われた第４２回宝塚記念（ＧT、芝２２００b）は、２番
　人気で、安田康彦騎手騎乗のメイショウドトウ（牡５、安田伊）が、積極的な先行策から
　直線力強い末脚で抜け出して、悲願のＧT制覇を達成しました。なお、１番人気のテイエ
　ムオペラオーは、４コーナーの不利が響き２着に敗退。安田康彦騎手、安田伊佐夫調教師
　は、宝塚記念初制覇。「メイショウ」でおなじみのオーナー松本好雄氏は、ＧT初制覇。
　同馬は、外国産馬初の８億円ホースに。父ビッグストーン、母プリンセスリーマ（母の父
　アファームド）。通算成績２４戦１０勝。総獲得賞金額８億３５９３万２０００円。
　【０１．６．２５付】

 ●トーシンブリザード、南関東３冠達成！！

　　６月７日、大井競馬場で行われた第４７回東京ダービー（ＧT、ダート２０００b）は、
　１番人気で、石崎隆之騎手騎乗のトーシンブリザード（牡３、船橋・佐藤賢）が、直線持
　ったままで後続を４馬身突き放す圧勝劇。これで羽田盃、東京王冠賞に続く南関東３冠を
　達成しました。南関東の３冠は、女傑ロジータ以来１２年ぶり７頭目。なお無敗の３冠馬
　は、史上初の快挙となりました。南関東３冠レースは、米３冠スタイルを導入し、９６年
　から春集中のワンシーズン型に変更。９９年には、各レースの距離の見直しを行い、羽田
　盃（１８００b→１６００b）、東京王冠賞（２０００b→１８００b）、東京ダービー
　（２４００b→２０００b）にそれぞれ短縮された。父デュラブ、母ユーワトップレディ
　（母の父ブレイヴエストローマン）。通算成績７戦７勝。総獲得賞金額１億９７５０万円。
　【０１．６．８付】

 ●ブラックホーク、安田記念制覇！！

　　６月３日、東京競馬場で行われた、第５１回安田記念（ＧT、芝１６００b）は、９番
　人気で横山典弘騎手騎乗のブラックホーク（牡７、国枝）が、直線豪快に抜け出して優勝。
　昨年２月の阪急杯以来４６１日ぶりの勝利で、一昨年のスプリンターズＳに続く、ＧＩの
　タイトルを手に入れました。また２着には、１５番人気の伏兵馬ブレイクタイムが粘り、
　馬連は、ＧＩレース史上第２位となる１２万６００円（１１１番人気）の超万馬券となり
　ました。ブラックホークの１分３３秒０は、オグリキャップの１分３２秒４に続く２番目
　の勝ちタイム。父ヌレエフ、母シルヴァーレイン（母の父シルヴァーホーク）。通算成績
　２８戦９勝。総獲得賞金額６億５２６７万円。【０１．６．４付】

 ●ジャングルポケット、ダービー制覇！！

　　５月２７日、東京競馬場で行われた第６８回ダービー（ＧT、芝２４００b）は、１番
　人気で、角田晃一騎手騎乗のジャングルポケット（牡３、渡辺）が、直線豪快に抜け出し
　て、２分２７秒０のタイムで快勝しました。角田騎手、渡辺栄調教師ともに、ダービー初
　制覇。なお、史上２人目のダービー連覇を目指したダンツフレームの河内洋騎手は、惜し
　くも２着。また、外国産馬開放元年で、注目されていたクロフネは５着に沈みました。父
　トニービン、母ダンスチャーマー（母の父ヌレエフ）。通算成績６戦４勝。総獲得賞金額
　３億１３０３万４０００円。【０１．５．２８付】

 ●レディパステル、オークス制覇！！

　　５月２０日、東京競馬場で行われた第６２回オークス（ＧT、芝２４００b）は、５番
　人気でケント・デザーモ騎手騎乗のレディパステル（牝３、田中清）が、直線で鮮やかな
　末脚を繰り出して優勝しました。同騎手は、外国人騎手として初のクラシック制覇を達成。
　なお、関東馬のクラシック制覇は、９９年にオークスを勝ったウメノファイバー以来２年
　ぶり。田中清隆調教師はクラシック初制覇。父トニービン、母ピンクタートル（母の父ブ
　ラッシンググルーム）。通算成績７戦３勝。総獲得賞金額１億７２０６万円。
　【０１．５．２１付】

 ●クロフネ、ＮＨＫマイルＣ制覇！！

　　５月６日、東京競馬場で行われた、第６回ＮＨＫマイルＣ（ＧT、芝１６００b）は、
　１番人気で、武豊騎手騎乗のクロフネ（牡３、松田国）が、逃げるグラスエイコウオーを
　直線で鮮やかに差し切り優勝しました。鞍上の武豊騎手は、１４年連続ＧＩ勝ちの快挙を
　達成。これで、今年から外国産馬に２頭の出走枠が与えられる日本ダービーは、収得賞金
　７５００万円のクロフネと、青葉賞１着で収得賞金３５００万円のルゼル（牡３、田村康）
　が、出走権を獲得しました。父フレンチデピュティ、母ブルーアヴェニュー（母の父クラ
　シックゴーゴー）。通算成績６戦４勝。総獲得賞金額１億６５０７万９０００円。
　【０１．５．７付】

 ●武豊騎手、ＪＲＡ重賞通算１５０勝達成！！

　　５月６日、東京競馬場で行われた、第６回ＮＨＫマイルＣ（ＧT、芝１６００b）で、
　武豊騎手騎乗のクロフネ（牡３、松田国）が１着となり、１９８７年の京都大賞典をトウ
　カイローマンで優勝して以来、史上２人目のＪＲＡ重賞通算１５０勝の快挙を達成しまし
　た（史上１位は、岡部幸雄騎手の１５３勝）。ちなみに重賞１５０勝の内、ＧT勝利は、
　３４勝で史上最多。なお同騎手は、これで１４年連続のＧT勝利。【０１．５．７付】

 ●アグネスタキオン、屈腱炎発症

　　５月２日、今年の皐月賞を制するなど４戦４勝で、日本ダービーの最有力候補に挙げら
　れていたアグネスタキオン（牡３、長浜）が左前浅屈腱炎を発症。少なくとも６ヵ月以上
　の休養が必要と診断された。これにより日本ダービーだけでなく、秋の菊花賞出走も絶望
　的となった。今後は回復次第になるが、過去多くの名馬が引退を余儀なくされている難病
　だけに、このまま引退、種牡馬入りする可能性が高い。【０１．５．３付】

 ●テイエムオペラオー、天皇賞３連覇！！

　　４月２９日、京都競馬場で行われた、第１２３回天皇賞・春（ＧT、芝３２００b）は、
　１番人気で和田竜二騎手騎乗のテイエムオペラオー（牡５、岩元）が、好位追走から直線
　鋭く伸びて他馬を一蹴。史上初の天皇賞３連覇の快挙を達成しました。ＧTレース７勝は、
　皇帝シンボリルドルフに並ぶ歴代最多勝利数。なお２着に入ったメイショウドトウは、昨
　年の宝塚記念以来、５戦連続のＧT２着。父オペラハウス、母ワンスウエド（母の父ブラ
　ッシンググルーム）。通算成績２１戦１３勝。総獲得賞金額１５億４４２５万１０００円。
　【０１．４．３０付】

 ●アグネスタキオン、皐月賞制覇！！

　　４月１５日、中山競馬場で行われた、第６１回皐月賞（ＧT、芝２０００b）は、１番
　人気で河内洋騎手騎乗のアグネスタキオン（牡３、長浜）が、好位追走から直線楽に抜け
　出して快勝。単勝支持率は、皐月賞史上第２位の５９．４４％（１３０円）でした。河内
　騎手は、ＪＲＡ史上５人目のクラシック全冠制覇を達成。次走５月２７日に行われるダー
　ビーでは、史上初の２年連続兄弟制覇など、数々の記録がかかる大一番となります。父サ
　ンデーサイレンス、母アグネスフローラ（母の父ロイヤルスキー）。通算成績４戦４勝。
　総獲得賞金額２億２２０８万２０００円。【０１．４．１６付】

 ●ＳＳ産駒、ＪＲＡ通算１０００勝達成！！

　　４月１４日、第３回中山競馬７日目第８Ｒ野島崎特別で、サイレントシチー号が１着と
　なり、サンデーサイレンス産駒が、ＪＲＡ史上８頭目となる通算１０００勝を達成した。
　９４年６月１８日に３歳新馬戦のキタサンサイレンスで、ＪＲＡ初出走・初勝利を挙げて
　以来７年目での１０００勝到達は、産駒勝利数歴代トップのノーザンテーストの１２年を
　大幅にしのぐ記録達成となった。なお９５年からは、６年連続でリーディングサイヤーに
　輝いているほか、現在ＪＲＡ通算重賞勝利数でも歴代トップとなっている。
　【０１．４．１６付】

 ●テイエムオーシャン、桜花賞制覇！！

　　４月８日、阪神競馬場で行われた第６１回桜花賞（ＧT、芝１６００b）は、１番人気
　で、本田優騎手騎乗のテイエムオーシャン（牝３、西浦）が、道中２番手から楽に抜け出
　して優勝しました。２着との着差は３馬身。本田騎手、西浦調教師ともに、クラシック初
　制覇。同馬は、８５年の祖母エルプスに続く桜の女王の座に。なお、１番人気の勝利は、
　９７年のキョウエイマーチ以来４年ぶりで、ともにダンシングブレーヴ産駒。今後は５月
　２０日に東京競馬場で行われるオークス（ＧT、芝２４００b）で２冠達成を目指す予定。
　父ダンシングブレーヴ、母リヴァーガール（母の父リヴリア）。通算成績６戦５勝。総獲
　得賞金額２億３２４６万円。【０１．４．９付】

 ●シンボリインディ、予後不良

　　４月１日、中山競馬場で行われた第３３回ダービー卿ＣＴ（ＧV、芝１６００b）で、
　９９年のＮＨＫマイルＣを制したシンボリインディ（牡５、藤沢和）が、発走ゲート内で
　激しく暴れ右下腿骨開放骨折を発症。そのまま馬運車で運ばれ安楽死処分となった。同馬
　は、９８年１１月の東京競馬でデビュー。９９年５月には、ＧTレースのＮＨＫマイルＣ
　を優勝。昨年は京成杯ＡＨ（ＧV）も制している。なお、同馬の競走除外による返還金は
　１１億７４７８万９９００円。【０１．４．２付】

 ●トロットスター、高松宮記念Ｖ！！

　　３月２５日、中京競馬場で行われた、第３１回高松宮記念（ＧT、芝１２００b）は、
　１番人気で蛯名正義騎手騎乗のトロットスター（牡５、中野栄）が、先に抜け出したブラ
　ックホークをゴール前でかわして優勝。ＧＩ初制覇でスプリント界の新チャンピオンに輝
　くとともに、関東馬のＧＩ連敗記録も１６でストップさせた。今後は、京王杯ＳＣを叩い
　て春のマイル王決定戦・安田記念（ＧＩ、芝１６００b）に挑戦する予定。父ダミスター、
　母カルメンシータ（母の父ワイズカウンセラー）。通算成績２３戦７勝。総獲得賞金額３
　億６６４３万３０００円。【０１．３．２６付】

 ●ステイゴールド、ドバイシーマＣ制覇！！

　　３月２４日、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われた、ドバイシーマＣ（ＧU、芝２４
　００b）は、武豊騎手騎乗のステイゴールド（牡７、池江）が、直線で早めに抜け出した
　ファンタスティックライトを強襲。写真判定の結果、ハナ差で抑えて優勝しました。ドバ
　イで日本馬が勝ったのは初の快挙。武豊騎手の海外重賞Ｖは８回目。なおこの日のメイン
　レースのドバイワールドカップ（ＧT、ダート２０００b）でも、武豊騎手騎乗のトゥザ
　ヴィクトリー（牝５、池江）が２着に入り、池江調教師は、ステイゴールドの優勝賞金額
　１２０万ＵＳドル（約１億４７５０万円）と併せて、約３億円の賞金を稼ぎ出した。父サ
　ンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュ（母の父ディクタス）。通算成績は、国内４４
　戦５勝、海外１戦１勝。総獲得賞金額・国内７億４９９万３０００円、海外１２０万ＵＳ
　ドル（約１億４７５０万円）。【０１．３．２６付】

 ●アグネスタキオン、弥生賞Ｖ！！

　　３月４日、中山競馬場で行われた、第３８回弥生賞（ＧU、芝２０００b）は、単勝支
　持率６４．９％の圧倒的１番人気で、河内洋騎手騎乗のアグネスタキオン（牡３、長浜）
　が、２着に５馬身差をつける圧勝劇で優勝。同馬は、勝負所の３〜４コーナーで河内騎手
　がゴーサインを送ると一気に加速し、最後の直線では、ケタ違いの脚力で他馬を圧倒しま
　した。父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ（母の父ロイヤルスキー）。通算成績
　３戦３勝。総獲得賞金額９３１６万２０００円。【０１．３．５付】

 ●的場均騎手、２７年間の騎手生活にピリオド

　　２月２５日、第２回中山競馬２日目の最終第１２競走で、的場均騎手騎乗のカゲショウ
　シンザン（牡８、森安）が１２着となり、２７年間にわたる騎手生活にピリオドを打った。
　同騎手は、昭和４７年大久保房松厩舎に見習い騎手として入門。通算成績は１２３０９戦
　１４４０勝。ＧT勝利は、９８年、９９年の有馬記念をグラスワンダーで制するなど１３
　勝（グレード制導入以降）を数える。今後は調教師に転身。第２のライスシャワー、グラ
　スワンダーの育成に期待がかかる。【０１．２．２６付】

 ●ノボトゥルー、フェブラリーＳ制覇！！

　　２月１８日、東京競馬場で行われた第１８回フェブラリーＳ（ＧT、ダート１６００b）
　は、５番人気で、オリビエ・ペリエ騎手騎乗のノボトゥルー（牡５、森）が、直線で鋭く
　抜け出して優勝。同騎手は、昨年のウイングアローに続き、同一ＧT２連覇の快挙を達成
　しました。同馬は、美浦の萩原厩舎から昨年の９月２８日に森厩舎に転厩。以後、坂路で
　鍛える調教で素質が開花しました。また、レースの直前に再検量のアクシデントがあった
　２着ウイングアロー（牡６、南井）の岡部幸雄騎手には、過怠金の３万円が課せられた。
　父ブロードブラッシュ、母ナスティク（父ナスクラ）。通算成績２７戦７勝。総獲得賞金
　額２億２７１９万３０００円。【０１．２．１９付】

 ●中津競馬、６月廃止へ

　　２月１３日、中津競馬組合は、中津市役所で中津競馬組合議会協議会を開催。同組合の
　代表でもある鈴木一郎・中津市長は、６年連続の赤字で、累積赤字が２４億円に膨らんだ
　ことを理由に、６月一杯で開催を打ち切るとの意向を表明した。廃止後の競馬場の土地・
　施設は市が購入し、跡地は運動公園などにする方針。なお協議会は、３月の市議会で廃止
　問題の結論を出すとのこと。【０１．２．１４付】

 ●アグネスゴールド、きさらぎ賞Ｖ！！

　　２月１１日、京都競馬場で行われた、第４１回きさらぎ賞（ＧV、芝１８００b）は、
　１番人気で、河内洋騎手騎乗のアグネスゴールド（牡３、長浜）が、大外から一気に差し
　切り優勝。同馬は、道中後方待機策で４コーナーでは７番手。しかし、直線はゴチャつく
　馬群を横目に３Ｆ３４秒４の剛脚で他馬をゴボウ抜き。同厩舎のアグネスタキオンに続く
　クラシック候補の主役に躍り出ました。父サンデーサイレンス、母エリザベスローズ（母
　の父ノーザンテースト）。通算成績３戦３勝。総獲得賞金額６７７２万１０００円。
　【０１．２．１２付】

 ●中津競馬、開催打ち切りへ

　　２月１０日、大分県と中津市で運営する中津競馬組合は、売り上げ高が伸び悩み、累積
　赤字がかさんだため、３月で中津競馬場を廃止する方針を決定した。農林水産省は、近く
　担当者を中津市へ派遣し、経営状態の調査などを行う予定。地方競馬の廃止は、１９８８
　年の和歌山・紀三井寺競馬場以来１３年ぶりとなる。同競馬場は、４８年の新競馬法公布
　で公営になり５６年に組合が発足。ピーク時の７９年度は、年間売り上げが約１３０億円
　に達する盛況を呈したが、その後は長引く不況などで売り上げが降下。９９年度末には、
　累積赤字が約２０億５０００万円に膨らんでいた。【０１．２．１１付】

 ●ジャングルポケット、共同通信杯Ｖ！！

　　２月４日、東京競馬場で行われた第３５回共同通信杯（ＧV、芝１８００b）は、１番
　人気で角田晃一騎手騎乗のジャングルポケット（牡３、渡辺）が、レースレコードに０秒
　４差と迫る１分４７秒９の好タイムで優勝した。実際に追ったのは僅か１５０bあまりで、
　２着のプレジオにつけた着差は２馬身。手前を替えた瞬間、内にヨレる幼い部分も残って
　いますが、春のクラシック戦線の有力候補に躍り出ました。ちなみに、同馬のスタッフは
　オーナー、調教師、騎手、厩務員ともに、現在種牡馬として活躍中のフジキセキ（９５年
　に屈腱炎を発症して引退）と同じメンバー。父トニービン、母ダンスチャーマー（母の父
　ヌレイエフ）。通算成績４戦３勝。総獲得賞金額９４０９万８０００円。
　【０１．２．５付】

 ●和田竜二騎手、落馬骨折

　　１月３０日、第１回東京競馬２日目第９競走セントポーリア賞で、マチカネニジノハシ
　号に騎乗の和田竜二騎手が落馬。左鎖骨骨折、両足首捻挫、顔面挫傷、背部打撲などで、
　全治２ヵ月と診断された。同レースは、第４コーナーで、同馬が右第３中手骨開放骨折を
　発症して転倒、またコンゴウピリカ号、ケイアイペガサス号も、それぞれ先に落馬した馬
　に触れ騎手が落馬し競走中止。コンゴウピリカ号騎乗のデビッド・ハリソン騎手も、鼻骨
　骨折を負った。このため、同レース以降の和田騎手の騎乗予定だった２頭は、乗り替りと
　なった。【０１．１．３１付】

 ●レギュラーメンバー、川崎記念レコードＶ！！

　　１月２６日、川崎競馬場で行われた第５０回川崎記念（統一ＧT、ダート２１００b）
　は、２番人気で松永幹夫騎手騎乗のレギュラーメンバー（牡４、山本）が、２分１２秒９
　のレコードで逃げ切り優勝した。同馬は、８９年の川崎記念などを制した女傑ロジータの
　孫にあたる。なお２着は、ゴール前で１／２馬身差及ばなかった１番人気のファストフレ
　ンド。父コマンダーインチーフ、母シスターソノ（母の父ナスルエルアラブ）。通算成績
　１３戦５勝。総獲得賞金額１億９９３７万円。【０１．１．２７付】

 ●柴田善臣騎手、ＪＲＡ通算１０００勝達成！！

　　１月２１日、第１回中山競馬８日目第５競走で、柴田善臣騎手騎乗のティエッチコマン
　ド号が１着となり、ＪＲＡ通算１０００勝を達成した。同騎手は、１９８５年（昭和６０
　年）３月のデビュー以来、通算８３１５戦目で大台に到達。重賞は、ヤマニンゼファー、
　オフサイドトラップでの２度の天皇賞（秋）制覇など４８勝。【０１．１．２２付】

 ●岡部幸雄騎手、ＪＲＡ通算２７００勝達成！！

　　１月１４日、第１回中山競馬６日目第３競走で、岡部幸雄騎手騎乗のコイントス号が１
　着となり、史上初のＪＲＡ通算２７００勝の快挙を達成した。同騎手は１９６７年（昭和
　４２年）のデビュー以来、通算１６７８３戦目で大台に到達。なおコイントス号は、タイ
　キシャトルをはじめ、シンコウラブリイ、タイキブリザードなど数々のＧＩ馬でコンビを
　組んだ藤沢和雄厩舎の管理馬。【０１．１．１５付】

 ●勝浦正樹騎手、落馬骨折

　　１月１４日、第１回中山競馬６日目第３競走で、サンパウロシチー号に騎乗の勝浦正樹
　騎手が落馬、左足関節外踝（がいか）骨折で全治２ヵ月と診断された。同レースは、最後
　の直線で吉永護騎手騎乗のストロングアロー号が、左第３中手骨開放骨折を発症し競走を
　中止、これに勝浦騎手騎乗のサンパウロシチーが触れて転倒したもの。このため同レース
　以降の騎乗予定だった京成杯のマイネアクティースなど５頭は乗り替りとなった。
　【０１．１．１５付】

 ●テイエムオペラオー、年度代表馬！！

　　１月９日、東京・虎ノ門ＪＲＡ城山事務所で開かれた、ＪＲＡ賞受賞馬選考委員会で、
　２０００年度の年度代表馬にテイエムオペラオー（牡５、岩元）が、満票（２９６票）で
　選出された。満票での選出は１９７７年のテンポイント、８５年のシンボリルドルフ以来
　１５年ぶり３度目の快挙。なお受賞式は同２２日、東京・千代田区の赤坂プリンスホテル
　で行われる。各賞の受賞馬は以下の通り。（※馬齢に関しては昨年度の表記）
　【０１．１．１０付】

 ●武豊騎手、４年連続ＪＲＡ騎手大賞！！

　　２０００年度の最多勝利、最高勝率、最多賞金獲得の３部門でトップとなった武豊騎手
　が、９７年、９８年、９９年に続いて４年連続のＪＲＡ騎手大賞を受賞した。ＪＲＡ騎手
　大賞が贈られるのは、ＪＲＡ賞が制定された８７年以来６度目で、武豊騎手の受賞は４年
　連続４回目の快挙。あとの２回は、岡部幸雄騎手が８７年、９１年に受賞している。また
　調教師部門では６年連続で藤沢和雄調教師が最多勝獲得。各賞の受賞者は以下の通り。
　【０１．１．１０付】

 ●ノーザンテースト産駒２３年連続勝利！！

　　１月８日、第１回京都競馬４日目第３競走で、藤田伸二騎手騎乗の４番人気モガリブエ
　（牡３、松田博）が１着となり、これでノーザンテースト産駒は、１９７９年から２３年
　連続で中央競馬の勝利を収めた。この記録は、シンザン（１９６９年〜９２年）の２４年
　連続に次ぐもので、中央の通算勝利数は１６９４勝まで伸ばした。ノーザンテーストは、
　既に種牡馬を引退し、現在は北海道・早来の社台スタリオンステーションで功労馬として
　余生を送っている。【０１．１．９付】

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