トピックス

  このページは2000年に競馬界で起こったさまざまな出来事のトピックスです。


 ●テイエムオペラオー、有馬記念制覇!!
  12月24日、中山競馬場で行われた、第45回有馬記念(GT、芝2500b)は、  1番人気で、和田竜二騎手騎乗のテイエムオペラオー(牡5、岩元)が、第4コーナーで  11番手という絶体絶命の展開の中、直線で驚異的な末脚を繰り出して優勝。これで同馬  は、古馬中長距離GT5連勝という不滅の金字塔を打ち立て、1着賞金の1億8000万  円の他に、天皇賞(秋)→JC→有馬記念を制した馬に与えられるボーナスの2億円も手  にした。さらに、内国産馬所有奨励賞1億1483万円や、セリで取引された馬に対する  市場取引馬奨励賞の7605万円などを全て加算すると、総稼ぎ高は、17億9134万  3000円に達することになる。父オペラハウス、母ワンスウエド(母の父ブラッシング  グルーム)。通算成績19戦12勝。総獲得賞金額13億9996万3000円。  【00.12.25付】
 ●アグネスタキオン、衝撃レコードV!!
  12月23日、阪神競馬場で行われた、第17回ラジオたんぱ杯3歳S(GV、芝20  00b)は、2番人気で、河内洋騎手騎乗のアグネスタキオン(牡3、長浜)が、直線で  他馬を豪快に振り切り、2分0秒8という衝撃的なレコードタイムで圧勝した。同馬は、  今年のダービー馬アグネスフライトの全弟で、来年のクラシック戦線に向けて有力な一頭  に躍り出ました。年明けは充電し、3月4日中山競馬場で行われる弥生賞(GU、芝20  00b)から復帰する予定。父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ(母の父ロイヤ  ルスキー)。通算成績2戦2勝。総獲得賞金額3846万2000円。  【00.12.25付】
 ●3冠馬ミスターシービー死亡
  12月15日、午前7時15分、セントライト、シンザンに続く史上3頭目の3冠馬に  輝いたミスターシービー(牡21)が、左前肢蹄葉炎による衰弱のため、けい養先の千葉  県成田市の千明牧場で死亡した。同馬は、1980年4月7日、皐月賞、有馬記念などを  制した天馬トウショウボーイの子として生まれ、82年11月の東京競馬で松山康久厩舎  からデビュー。83年には共同通信杯、弥生賞を制した勢いで、皐月賞、ダービーをとも  に後方一気の豪快な勝ち方で連勝。最後の菊花賞では、最後方から向正面で一気にマクリ  上げ、その常識破りの離れ業は、今でも語り草となっています。ちなみにシービーの馬名  は、千明牧場の頭文字(C・B)をとって命名。父トウショウボーイ、母シービークイン  (母の父トピオ)。通算成績15戦8勝。総獲得賞金額4億959万8100円。  【00.12.16付】
 ●メジロベイリー、朝日杯3歳S制覇!!
  12月10日、中山競馬場で行われた、第52回朝日杯3歳S(GT、芝1600b)  は、10番人気で、横山典弘騎手騎乗のメジロベイリー(牡3、武邦)が、直線で他馬を  豪快に差し切り優勝。同馬は、前走未勝利戦を勝ち上がった1勝馬で、13分の4という  抽選を突破しての快挙。1勝馬の優勝は、昨年のエイシンプレストンに続く3頭目。兄は  メジロブライトで、兄弟でのGIレース制覇は、ダンスパートナー&ダンスインザダーク  以来4年ぶり。武邦彦調教師のGI制覇は、90年スプリンターズSのバンブーメモリー  以来10年ぶり。父サンデーサイレンス、母レールデュタン(母の父マルゼンスキー)。  通算成績5戦2勝。総獲得賞金額6264万8000円。【00.12.10付】
 ●テイエムオーシャン、阪神3歳牝馬S制覇!!
  12月3日、阪神競馬場で行われた、第52回阪神3歳牝馬S(GT、芝1600b)  は、1番人気で、本田優騎手騎乗のテイエムオーシャン(牝3、西浦)が、直線で後続を  一気に突き放し優勝。走破タイムの1分34秒6は、96年にメジロドーベルがマークし  たコースレコードに並ぶタイ記録。本田騎手のGT勝利は、14年前にゴールドシチーで  優勝した阪神3歳S以来2勝目。西浦勝一調教師は、開業4年目でのGI初勝利。同馬は  今後、一時鹿児島に放牧に出て1月末に帰厩。ステップを1回使い桜花賞に向かう予定。  父ダンシングブレーヴ、母リヴァーガール(母の父リヴリア)。通算成績4戦3勝。総獲  得賞金額7536万2000円。【00.12.4付】
 ●WSJSオリビエ・ペリエ騎手優勝!!
  12月2日、3日の2日間、阪神競馬場で第14回ワールドスーパージョッキーズシリ  ーズが行われ、ゴールデンブーツT(芝2200b)、ゴールデンスパーT(芝1400  b)、ゴールデンサドルT(芝1600b)、ゴールデンホイップT(芝2000b)の  4戦を、世界の一流ジョッキー14人によって競われた。結果は、O.ペリエ騎手(フラ  ンス)が通算53ポイントを挙げて、98年以来2度目の優勝を果たした。なお、第2位  は通算40ポイントの武豊騎手(日本)、第3位は通算38ポイントのR.フラッド騎手  (香港)という結果でした。【00.12.4付】
 ●ブライアンズロマン、サラブレッド最多勝!!
  12月3日、宇都宮競馬場で行われた9R「二荒賞」(サラA級、ダート1900b)  で、サラブレッドの日本最多勝記録に並んでいたブライアンズロマン(牡10、宇都宮・  室井康雄厩舎)が、負担重量61`の酷量を克服し、勝利数単独日本一となる通算43勝  の金字塔を打ち立てた。同馬は、93年12月のデビュー以来、常に脚元の不安に悩まさ  れる中で勝利を積み重ね、今後の目標はアラブのニホンカイキャロルが持つ46勝の日本  記録。父ブライアンズタイム、母ダイロマン(母の父ブレイヴェストローマン)。通算成  績62戦43勝。総獲得賞金額2億3512万5000円。【00.12.4付】
 ●テイエムオペラオー、ジャパンカップ制覇!!
  11月26日、東京競馬場で行われた第20回ジャパンカップ(GT、芝2400b)  は、1番人気で、和田竜二騎手騎乗のテイエムオペラオー(牡5、岩元)が、直線で鋭く  抜け出して、粘るメイショウドトウ、ファンタスティックライトを力でねじ伏せて優勝。  これで同馬は、1着賞金の2億5000万円を獲得し、通算獲得賞金は12億円を超え、  昨年引退したスペシャルウィークを抜き世界の賞金王へ登り詰めた。また同レースの1番  人気14連敗という、本命馬受難の歴史にもピリオドを打った。今後は、次走出走予定の  有馬記念で、古馬中長距離の5つのGI(春秋・天皇賞、宝塚記念、JC、有馬)全勝と  いう前代未聞の大記録に挑戦する。父オペラハウス、母ワンスウエド(母の父ブラッシン  ググルーム)。通算成績18戦11勝。総獲得賞金額12億1647万7000円。  【00.11.27付】
 ●ウイングアロー、ジャパンカップダート制覇!!
  11月25日、東京競馬場で行われた第1回ジャパンカップダート(GT、ダート21  00b)は、4番人気で、岡部幸雄騎手騎乗のウイングアロー(牡6、南井)が、超ハイ  ペースの展開を3コーナーからのロングスパートを見事に決めて優勝。走破タイムの2分  7秒2は、従来のタイムを0秒5も更新する驚異的なレコード。今年3月に厩舎を開業し  たばかりの南井克巳調教師にとっては、うれしいGT初勝利。父アサティス、母サンヨウ  アロー(母の父ミスターシービー)。通算成績14戦5勝(中央)、10戦5勝(地方)  総獲得賞金額3億5202万8000円(中央)、2億5855万円(地方)。  【00.11.26付】
 ●アグネスデジタル、マイルCS制覇!!
  11月19日、京都競馬場で行われた第17回マイルCS(GT、芝1600b)は、  13番人気で、的場均騎手騎乗のアグネスデジタル(牡4、白井)が、コースレコードの  1分32秒6で快勝しました。4歳馬の優勝は、88年のサッカーボーイ、97年のタイ  キシャトルに続き3頭目。単勝配当の5570円は、90年のパッシングショット(10  番人気)の2270円を更新する同レースの単勝レコード。今後の目標は、来年のフェブ  ラリーS(GT、ダート1600b)で、日本競馬史上初の芝&ダートGIのダブル制覇  を目指す予定。父クラフティプロスペクター、母チャンシースクウォー(母の父チーフズ  クラウン)。通算成績15戦6勝。総獲得賞金額2億6649万4000円。  【00.11.20付】
 ●ドージマファイター29連勝達成!!
  11月19日、宇都宮競馬場で行われた、8R「ひいらぎ特別」(B1級、ダート15  00b)で、単勝1.0倍の1番人気ドージマファイター(牡9、足利・手塚佳厩舎)が  3角先頭から後続を1馬身半振り切り、自己の持つ日本最多連勝記録を29に伸ばした。  同馬は中央未勝利で足利競馬に移籍し、昨年4月に27連勝のサラブレッド日本新記録を  樹立、「リストラの星」として人気を集めている。今後は、来月12月9〜14日の足利  開催で夢の大台30連勝に挑戦する予定。【00.11.20付】
 ●アグネスワールド引退
  11月19日、日本調教馬として初めて海外GI2勝を挙げたアグネスワールド(牡6、  森)の引退が発表された。同馬は、前走のBCスプリント8着後、12月に行われる香港  国際レースも視野に入れていたが、同地の伝染病による検疫協定(香港へ渡った場合は、  1年間帰国出来ない)等があって回避。近日中に馬名登録を抹消、来年から北海道・早来  の社台スタリオンステーションで種牡馬となる予定。通算成績中央15戦5勝、地方海外  4戦3勝。総獲得賞金額中央3億1640万9000円、地方海外6347万1900円。  【00.11.20付】
 ●JRA新馬券2002年から発売!!
  11月16日、日本中央競馬会(JRA)は、新たな種類の馬券として「馬番連勝単式  (馬連単)」「馬番3連勝複式(3連複)」の2種類を、2002年から発売する計画を  発表した。新種馬券が導入されると、馬券の種類は拡大馬番連勝複式(ワイド)も含め、  計7種類となる。馬連単は、1着と2着の馬番を順番通りに的中させる馬券。3連複は、  3頭の馬番号を選ぶもので、これらがすべて1着、2着、3着に入れば的中となる。いず  れも既存の馬券より的中が難しいため、高配当が出やすくなる。【00.11.17付】
 ●ファレノプシス、エリザベス女王杯制覇!!
  11月12日、京都競馬場で行われた第25回エリザベス女王杯(GT、芝2200b)  は、3番人気で、松永幹夫騎手騎乗のファレノプシス(牝6、浜田)が、直線で1番人気  のフサイチエアデールとの叩き合いを半馬身差で制し、見事に引退の花道を飾りました。  同馬は、桜花賞、秋華賞に続くGT3勝目。松永幹騎手は、史上初の牝馬4冠制覇を達成  しました。今後は来年1月5日に京都競馬場で行われる引退式に備えて厩舎で静養。その  後は、北海道新冠町のノースヒルズマネジメントで繁殖生活に入る予定。初年度の種付け  相手はサンデーサイレンス。父ブライアンズタイム、母キャットクイル(母の父ストーム  キャット)。通算成績16戦7勝。総獲得賞金額4億6651万8000円。  【00.11.13付】
 ●鉄人・佐々木竹見騎手引退へ
  11月7日、前人未到の7000勝を挙げた川崎競馬所属の佐々木竹見騎手(59)が  来年5月で切れる騎手免許の更新を行わず引退することを表明した。なお正式な引退期日  については各関係者と相談して決定するとのこと。同騎手は、1960年(昭和35年)  6月20日にデビュー以来、計17回もの南関東リーディングを獲得。そして1998年  (平成10年)7月1日には、目標だった7000勝も達成、昨年は7058勝で、世界  歴代5位の大記録も樹立した。7日現在の成績は、3万8851戦7125勝、2着55  95回、3着2104回、重賞143勝。【00.11.8付】
 ●京都競馬でJRA歴代2位の高配当!!
  11月5日、第5回京都競馬2日目第5競走で、15頭立ての単勝12番人気のウララ  ハクテン号が1着、単勝14番人気のイガノトップハット号が2着に入り、馬番連勝複式  でJRA歴代2位となる27万1610円の高配当が飛び出した。これは105通り中の  100番人気。ちなみに、JRAの馬連最高配当は、今年の1月30日、第1回小倉競馬  2日目第6競走の30万3080円。【00.11.6付】
 ●テイエムオペラオー、天皇賞春秋連覇!!
  10月29日、東京競馬場で行われた、第122回天皇賞・秋(GT、芝2000b)  は、1番人気で、和田竜二騎手騎乗のテイエムオペラオー(牡5、岩元)が、直線で鋭く  抜け出して他馬を圧倒、史上3頭目の同一年度、天皇賞春秋連覇の快挙を達成しました。  2着は外国産馬のメイショウドトウ、3着はトゥナンテ。同騎手、および岩元市三調教師  は、秋の天皇賞初勝利。同レースの1番人気の連敗は12でストップ。父オペラハウス、  母ワンスウエド(母の父ブラッシンググルーム)。通算成績17戦10勝。総獲得賞金額  9億6299万1000円。【00.10.30付】
 ●エアシャカール、クラシック2冠制覇!!
  10月22日、京都競馬場で行われた第61回菊花賞(GT、芝3000b)は、皐月  賞馬のエアシャカール(牡4、森)が、直線でインを突いて強襲、叩き合いとなったトー  ホウシデンをクビ差抑えて優勝しました。1番人気のダービー馬アグネスフライトは5着。  同騎手は、88年のスーパークリーク、96年のダンスインザダークに続く菊花賞3勝目、  最多タイ記録に並んだ。なお先週の秋華賞を制した武幸四郎騎手とも、史上初の2週連続  兄弟GT制覇を達成した。父サンデーサイレンス、母アイドリームドアドリーム(母の父  ウェルデコレイティド)。通算成績10戦4勝(海外1戦0勝)。総獲得賞金額4億16  03万5300円(海外315万8300円)。【00.10.23付】
 ●ティコティコタック、秋華賞制覇!!
  10月15日、京都競馬場で行われた第5回秋華賞(GT、芝2000b)は、18頭  中10番人気の伏兵ティコティコタック(牝4、松田正)が、上がり3ハロン33秒5の  末脚を繰り出して、ゴール前で粘るヤマカツスズランを鮮やかに差し切りました。鞍上の  武幸四郎騎手は、GTレース24回目の挑戦で初優勝。なお馬連の配当は30010円と  3年連続の万馬券となりました。父サッカーボーイ、母ワンアイドバンブー(母の父ブラ  イアンズタイム)。通算成績12戦4勝。総獲得賞金額1億2861万3000円。  【00.10.16付】
 ●メジロブライト引退
  10月13日、98年の天皇賞(春)の勝ち馬メジロブライト(牡7、浅見)の引退が  明らかになった。同馬は10月8日に行われた京都大賞典(GU、芝2400b)で8着  と敗れた後、今年初めに痛めた左前脚浅屈腱炎を再発し、現役を引退することになった。  来春より、父メジロライアンの後継馬として種牡馬入りする予定。通算成績25戦8勝。  総獲得賞金額8億3258万7000円。【00.10.14付】
 ●メイセイオペラ引退
  10月8日、99年のフェブラリーSの勝ち馬で、公営競馬の雄メイセイオペラ(牡7、  水沢・佐々木修厩舎)の引退が明らかになった。同馬は10月9日に盛岡競馬場で行われ  るマイルCS南部杯を目標に調整されていたが、左前脚を故障。その後放牧に出されたが  屈腱炎が判明し、競走生活にピリオドを打つことになった。今後は、北海道・静内のレッ  クススタッドで種牡馬生活に入る予定。同馬は、地方所属馬として初めて中央のGI制覇  を成し遂げ、通算成績は35戦23勝(うち中央2戦1勝)。【00.10.9付】
 ●ダイタクヤマト、スプリンターズS制覇!!
  10月1日、中山競馬場で行われた第34回スプリンターズS(GT、芝1200b)  は、16頭中16番人気で江田照男騎手騎乗のダイタクヤマト(牡7、石坂)が、直線で  先頭に立つとそのまま逃げ切り優勝。単勝配当の2万5750円は、JRAの重賞競走史  上第3位の高配当になりました。同馬は、重賞初制覇。江田照男騎手、石坂正調教師とも  に、同レース初優勝。通算成績32戦8勝。総獲得賞金額2億7773万円。  【00.10.2付】
 ●桜花賞馬キョウエイマーチ引退
  9月28日、97年の桜花賞馬キョウエイマーチ(牝7、野村)の引退が、同馬を管理  する野村彰彦調教師によって明らかになった。今後は、北海道門別のインターナショナル  牧場で繁殖生活に入る予定。同馬は、メジロドーベルに4馬身差をつけた桜花賞(GT)  をはじめ、97年の4歳牝馬特別(GU)、ローズS(GU)、99年の阪急杯(GV)、  2000年の京都金杯(GV)など重賞5勝を挙げ、通算成績は28戦8勝。なお、来春  の種付け相手は今のところ未定。【00.9.29付】
 ●ワイド、JRA初の10万馬券!!
  9月17日、第5回中山競馬4日目第1競走(4歳未勝利・牝、ダート1200b)で、  2着に16番人気のスターリンガス、3着に10番人気のノアブルームが入り、この2着  −3着のワイドが、114番人気の10万4530円となった。これはワイド馬券が発売  されて以来、初めての10万馬券。ちなみに、これまでのワイド馬券の最高配当は、今年  1月30日の第1回小倉競馬2日目第6競走の5万3990円。【00.9.18付】
 ●リワードニンファ引退
  9月14日、昨年の関屋記念の勝ち馬で、芝1600b1分31秒6のJRAレコード  ホルダー・リワードニンファ(牝5、後藤)が、競走生活を引退し、繁殖入りすることが  決まった。今後は、北海道・浦河のリワード牧場に向い、来春から繁殖生活に入る予定。  【00.9.15付】
 ●ラスカルスズカ、屈腱炎発症
  9月14日、今年の天皇賞(春)2着馬で、宝塚記念5着以来戦列を離れているラスカ  ルスズカ(牡5、橋田)が、右前浅屈腱炎を発症していることが判明、年内休養すること  になった。今後は、北海道・浦河の武田ステイブルに放牧に出され、復帰は早くても来春  になる予定。【00.9.15付】
 ●藤沢和雄調教師JRA通算500勝達成!!
  8月27日、第1回札幌競馬8日目第12競走で、藤沢和雄調教師が管理するマグナー  テン号が1着となり、現役14人目となる、JRA通算500勝を達成した。同師の厩舎  開業以来13年目での達成は、伊藤修司元調教師の11年目に次ぐ史上2番目のスビード  記録となる。JRAの重賞は、現在GT競走11勝を含む38勝で、98年には仏GTの  ジャック・ル・マロワ賞をタイキシャトルで制している。なお95年から5年連続でリー  ディングトレーナーの座に輝いている。【00.8.28付】
 ●松永幹夫騎手JRA通算1000勝達成!!
  8月26日、第1回札幌競馬7日目第5競走で、松永幹夫騎手騎乗のスイートレディ号  が1着となり、現役6人目、史上15人目となる、JRA通算1000勝を達成した。同  騎手のデビュー14年5ヵ月での達成は、武豊(8年4ヵ月)、加賀武見(13年1ヵ月)  、横山典弘(13年10ヵ月)、河内洋(14年3ヵ月)に次ぐ、史上5番目のスピード  記録となる。なおGT勝利は、91年オークス(イソノルーブル)、96年秋華賞(ファ  ビラスラフイン)、97年桜花賞(キョウエイマーチ)、00年桜花賞(チアズグレイス)  がある。【00.8.28付】
 ●ダービー馬アドマイヤベガ引退
  7月31日、昨年のダービー馬アドマイヤベガ(牡5、橋田)が、左前繋靱帯炎のため  現役を引退することが明らかになった。同馬は、昨年の菊花賞6着後、長い放牧・休養に  入っていたが、7月7日に函館競馬場に入厩後、角馬場中心ながら馬場で調教され、中山  競馬場のオールカマー(GU、芝2200b)で復帰を目指していた。今後は、総額12  億円のシンジケート(2000万円×60株)が組まれ、北海道・早来の社台スタリオン  Sで種牡馬として第2の生活がスタートする。通算成績8戦4勝。総獲得賞金額2億90  60万2000円。【00.8.1付】
 ●アグネスワールド、ジュライカップ制覇!!
  7月13日、英ニューマーケット競馬場で行われたジュライカップ(GT、芝1200  b)で、武豊騎手騎乗で出走した日本のアグネスワールド(牡6、森)が、激しい競り合  いをハナ差で制して優勝した。同馬は昨年のアベイユ・ド・ロンシャン賞に続く海外GT  制覇で、海外GT競走2勝は日本競馬史上初の快挙。武豊騎手の海外GT優勝は、94年  のムーラン・ド・ロンシャン賞、98年のモーリス・ド・ギース賞、99年のアベイユ・  ド・ロンシャン賞に続いて4勝目。また同馬の今後については、様子を見ながら8月6日  のモーリス・ド・ギース賞(GT、芝1300b)に向かう予定。【00.7.14付】
 ●河内洋騎手JRA通算1900勝達成!!
  7月9日、第3回阪神競馬8日目第4競走で、河内洋騎手騎乗のアグネスチーアフル号  が1着となり、現役2人目、史上3人目となるJRA通算1900勝を達成した。同騎手  のデビュー26年4ヵ月での達成は、岡部幸雄騎手の26年10ヵ月を塗り替える史上最  速記録。またJRA通算重賞123勝は、岡部騎手の149勝と、武豊騎手の147勝に  次ぐ史上3位の成績。GTレースでは、メジロラモーヌによる牝馬3冠などの他、今年は  アグネスフライトで念願のダービージョッキーにもなっている。【00.7.10付】
 ●テイエムオペラオー、宝塚記念制覇!!
  6月25日、阪神競馬場で行われた第41回宝塚記念(GT、芝2200b)は、1番  人気で和田竜二騎手騎乗のテイエムオペラオー(牡5、岩元)が、直線で他馬をねじ伏せ  て優勝した。今年に入り天皇賞(春)に続くGT制覇ということで、名実ともに現役最強  馬の座に就いたことになる。和田竜二騎手、岩元市三調教師は、宝塚記念初制覇。今後は  北海道・門別の賀張育成センターに放牧し、秋競馬に備える予定。通算成績15戦8勝。  総獲得賞金額7億6263万7000円。【00.6.26付】
 ●グラスワンダー、骨折引退
  6月25日、阪神競馬場で行われた第41回宝塚記念(GT、芝2200b)で、復活  を期していたグラスワンダー(牡6、尾形)が、レース中に左第3中手骨を骨折し、現役  を引退することになった。同馬は、ここを勝って史上初のグランプリ4連覇を達成し、秋  には凱旋門賞に挑戦するプランもあった。今後は、このまま阪神競馬場で様子を見ながら  動かせる状態になってから美浦トレセンへ帰厩させる予定。すでに13億8000万円の  シンジケートが組まれていて、来春から北海道・早来の社台スタリオン・ステーションで  種牡馬生活に入る。【00.6.26付】
 ●アグネスワールド、キングススタンドS2着
  6月20日、英アスコット競馬場で行われたキングススタンドS(GU、芝1000b)  に、武豊騎手騎乗で出走した日本のアグネスワールド(牡6、森)は、2馬身半差の2着  に終わった。なお優勝したのは、モッセ騎手騎乗のニュークリアディベイト。同馬は前走  のグロシェーヌ賞(仏GU、芝1000b)に続き重賞連勝。また、武幸四郎騎手騎乗の  ドージマムテキ(牡11、森)は22着という結果でした。森厩舎の2頭は、今後様子を  見ながら、7月13日のジュライC(GT、芝1200b)に向かう予定。  【00.6.21付】
 ●TTG最後の一頭、グリーングラスが死亡
  6月19日、午後11時12分、佐賀県神埼郡のエンドレスファームで余生を過ごして  いたグリーングラス(牡28)が死亡した。同馬は放牧中に右前脚を骨折し、同12日か  ら闘病を続けていた。現役時代は、76年菊花賞、78年天皇賞(春)、79年有馬記念  を制し、同世代のテンポイント(78年死亡)、トウショウボーイ(92年死亡)ととも  にTTGの黄金時代を築き上げた。80年に引退、種牡馬となってからは17シーズンで  798頭に種付けし、リワードウイング(85年・エリザベス女王杯)、トウショウファ  ルコ(92年・AJCC他)、トシグリーン(92年・京王杯AH他)らの重賞ウイナー  を送り出した。通算成績26戦8勝。総獲得賞金額3億2845万1400円。  【00.6.21付】
 ●安田記念、外国馬1、2着独占!!
  6月4日、東京競馬場で行われた第50回安田記念(GT、芝1600b)は、10番  人気で香港馬のフェアリーキングプローン(セン6、I・アラン厩舎)が、直線で鋭く抜け  出して優勝した。なお2着にもUAEのディクタットが入り、外国馬が上位を独占した。  同馬を管理するアラン調教師は、98年の安田記念をオリエンタルエクスプレスで2着、  また昨年のジャパンカップをインディジェナスで2着の経験があり、今回が初の日本GT  制覇となった。鞍上のロバート・フラッド騎手も、日本のGTは初制覇。父デインヒル、  母トゥィグレット(トゥィグモス)。通算成績16戦7勝。総獲得賞金額2億6454万  4000円(海外1億6668万円)。【00.6.5付】
 ●アグネスフライト、ダービー7センチ差V!!
  5月28日、東京競馬場で行われた第67回ダービー(GT、芝2400b)は、3番  人気で河内洋騎手騎乗のアグネスフライト(牡4、長浜)が、直線でエアシャカールとの  壮絶な叩き合いを制し、僅か7センチ差で第67代ダービー馬の栄冠に輝きました。同馬  は、祖母のアグネスレディー(79年オークス)、母のアグネスフローラ(90年桜花賞)  に続いて、史上初の親子3代クラシック制覇を達成。なお同騎手は、デビュー27年目、  ダービー挑戦17回目で悲願のダービージョッキーとなった。管理する長浜博之調教師も、  ダービー初制覇。父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ(母の父ロイヤルスキー)。  通算成績5戦4勝。総獲得賞金額2億3945万3000円。【00.5.29付】
 ●山内厩舎、オークス1、2フィニッシュ!!
  5月21日、東京競馬場で行われた第61回オークス(GT、芝2400b)は、1番  人気で、栗東・山内研二厩舎所属のシルクプリマドンナが、直線で鋭く抜け出し第61代  の「樫の女王」に輝きました。なお2着にも、同厩舎の桜花賞馬・チアズグレイスが入り  クラシックでの同一厩舎1、2着は、1988年・桜花賞のアラホウトク、シヨノロマン  (庄野厩舎)以来12年ぶりの快挙となった。鞍上の藤田伸二騎手は、オークス初制覇で  GT5勝目。父ブライアンズタイム、母バウンドトゥダンス(母の父ノーザンダンサー)。  通算成績5戦3勝。総獲得賞金額1億8862万2000円。【00.5.22付】
 ●柴田善臣騎手、落馬骨折
  5月21日、第3回東京競馬2日目第6競走で、現在関東騎手リーディング・トップの  柴田善臣騎手が落馬し、右示指開放骨折、腰椎骨折、左足首骨折の重傷を負った。同騎手  は、6Rでターミナルフラワーに騎乗し先頭集団を走っていたが、第4コーナーで、前を  走るメイショウハヤブサが故障を発症し転倒。そのあおりを受けて落馬した。なお全治は  不明で、カムバックは早くても秋以降になるとのこと。【00.5.22付】
 ●フサイチペガサス、プリークネスS2着敗退
  5月20日(日本時間21日)米ピムリコ競馬場で行われた第125回プリークネスS  (GT、ダート1900b)は、2番人気のレッドブレット(牡4、J・オルセノ厩舎)  が、1番人気のフサイチペガサス(牡4、N・ドライスデール厩舎)に3馬身3/4差を  つけて快勝。これでフサイチペガサスの米3冠制覇の夢は途切れた。今後のフサイチペガ  サスは、状態を見ながら2冠を目指し6月10日のベルモントSに出走予定とのこと。  【00.5.22付】
 ●イーグルカフェ、NHKマイルC優勝!!
  5月7日、東京競馬場で行われた、第5回NHKマイルC(GT、芝1600b)は、  2番人気で、岡部幸雄騎手騎乗のイーグルカフェ(牡4、小島)が、ゴール前で先に抜け  出したトーヨーデヘアをハナ差で差し切り優勝した。小島太調教師は、開業4年目で初の  GT制覇。次走は、同じ東京コースで行われる安田記念(GT、芝1600b)を目標に  調整される模様。父ガルチ、母ネットダンサー(母の父ヌレイエフ)。通算成績7戦3勝。  総獲得賞金額1億6363万2000円。【00.5.8付】
 ●フサイチペガサス、ケンタッキーダービー制覇!!
  5月6日(日本時間7日)米チャーチルダウンズ競馬場で行われた、伝統の第126回  ケンタッキーダービー(GT、ダート2000b)は、1番人気で日本人所有馬のフサイ  チペガサス(牡4、N・ドライスデール厩舎)が、2着に1馬身半差をつけて快勝した。  なお1番人気の優勝は、1979年のスペクタキュラービッド以来、21年ぶりの快挙。  K・デザーモ騎手は、1998年のリアルクワイエット以来2年ぶり2度目。N・ドライ  スデール師は初制覇。これで馬主の関口房朗氏は、日米両ダービーオーナーの称号を手に  入れました。父ミスタープロスペクター、母エンジェルフィーバー(母の父ダンジグ)。  通算成績6戦5勝。総獲得賞金額170万4000ドル。【00.5.8付】
 ●元祖アイドルホース、ハイセイコーが死亡
  5月4日、午後1時30分頃、北海道・新冠の明和牧場で余生を過ごしていたハイセイ  コー(牡31)が、心臓麻痺のために死亡した。同馬は73年の皐月賞馬で、種牡馬入り  してからも、カツラノハイセイコ(日本ダービー、天皇賞・春)や、ハクタイセイ(皐月  賞)、サンドピアリス(エリザベス女王杯)といったGT馬を輩出。当時、ハイセイコー  はアイドル的存在で、馬券を買わない女性や、お年寄りから子供まで、多くの世代に親し  まれた競走馬でした。また、主戦の増沢末夫騎手(現調教師)が歌った「さらばハイセイ  コー」は、40万枚の大ヒットを記録した。【00.5.5付】
 ●テイエムオペラオー、天皇賞(春)制覇!!
  4月30日、京都競馬場で行われた、第121回天皇賞・春(GT、芝3200b)は、  1番人気で、和田竜二騎手騎乗のテイエムオペラオー(牡5、岩元)が、直線で抜け出す  横綱競馬で快勝。また2着ラスカルスズカ、3着ナリタトップロードが入り、前評判通り  の3強決着となりました。同騎手、そして岩元市三調教師は、ともに春の天皇賞初制覇。  また馬連の290円は、春の天皇賞史上最低の配当。売上げの約228億6844万円は、  前年比67%と大きく下回った。父オペラハウス、母ワンスウエド。通算成績14戦7勝。  総獲得賞金額6億2820万1000円。【00.5.1付】
 ●武豊騎手JRA通算1800勝達成!!
  4月23日、第2回東京競馬2日目第4競走で、武豊騎手騎乗のユウワンプラテクト号  が1着となり、現役3人目、史上4人目となるJRA通算1800勝を達成した。これは  デビュー13年1ヵ月での達成で、河内洋騎手の24年11ヵ月を大幅に更新するJRA  最短記録。GT勝利数は史上1位の32勝で、通算重賞勝利数は史上2位の144勝。  【00.4.24付】
 ●エアシャカール、皐月賞制覇!!
  4月16日、中山競馬場で行われた、第60回皐月賞(GT、芝2000b)は、2番  人気で、武豊騎手騎乗のエアシャカール(牡4、森)が、4コーナー大外からまくる横綱  競馬で、ゴール前1番人気のダイタクリーヴァを差し切り優勝しました。同騎手は、7年  ぶり2度目の皐月賞制覇で、これでダービー3連覇に向けて王手。森秀行調教師は、クラ  シック初制覇。父サンデーサイレンス、母アイドリームドアドリーム。通算成績6戦3勝。  総獲得賞金額1億7770万2000円。【00.4.17付】
 ●チアズグレイス、桜花賞制覇!!
  4月9日、阪神競馬場で行われた第60回桜花賞(GT、芝1600b)は、6番人気  で、松永幹夫騎手騎乗のチアズグレイス(牝4、山内)が、直線の入り口で先頭に立つと  そのままの勢いで優勝し、桜の女王に輝きました。この日の同馬は、馬体重−16`減と  いう究極の仕上げで、前走とは一変した走りを見せました。松永幹夫騎手は、1997年  のキョウエイマーチ以来の2勝目。山内研二調教師は、初勝利でした。父サンデーサイレ  ンス、母チアズフラワー。通算成績8戦3勝。総獲得賞金額1億6227万1000円。  【00.4.10付】
 ●藤田伸二騎手JRA通算600勝達成!!
  4月2日、第3回中山競馬4日目第3競走で、藤田伸二騎手騎乗のダイタクセイント号  が1着となり、91年3月のデビュー以来、現役15人目、史上38人目となる、JRA  通算600勝を達成した。GT勝利は、92年エリザベス女王杯(タケノベルベット)、  96年日本ダービー(フサイチコンコルド)、97年有馬記念(シルクジャスティス)、  99年高松宮記念(マサラッキ)。【00.4.3付】
 ●キングヘイロー、悲願のGT制覇!!
  3月26日、中京競馬場で行われた、第30回高松宮記念(GT、芝1200b)は、  4番人気で柴田善臣騎手騎乗のキングヘイロー(牡6、坂口大)が、直線大外から一気の  末脚で悲願のGT制覇を成し遂げました。同馬は、GT挑戦11回目にして無冠の帝王を  返上。馬券の方は、2着に8番人気のディヴァインライトが入り、馬連は1万6330円  の万馬券になりました。なお、3着アグネスワールド(2番人気)、4着ブラックホーク  (1番人気)という結果。【00.3.27付】
 ●ドバイWC、ドバイミレニアム優勝!!
  3月25日(日本時間26日)、ドバイ・ナドアルシバ競馬場で行われた第5回ドバイ  ワールドカップ(国際GT、ダート2000b)は、1番人気でL.デットーリ騎手騎乗  のドバイミレニアム(牡5、UAE)が、1分59秒5のレコードタイムで優勝。同馬は  スタートから先頭に立つ展開で、直線では2着馬に6馬身もの差をつける圧勝劇でした。  なお日本から参戦した加藤和宏騎手騎乗のワールドクリーク(牡6、新井)は6着という  結果でした。その他、ドバイ・シーマクラシック(GV、ダート2400b)に出走した  ゴーイングスズカは5着。ゴドルフィンマイル(リステッド、ダート1600b)に出走  したタガノサイレンスは6着。【00.3.27付】
 ●ミスタートウジン、99戦で引退へ
  通算100戦目の出走を目指し調教されていた現役最年長のミスタートウジン(牡15、  福島信)が目標達成前に引退することが決まった。同馬は、21日に高知競馬場で行われ  る黒船賞(統一GV、ダート1400b)を除外となったため、25日のマーチS(GV、  ダート1800b)を最後に引退の予定であったが、距離面での不安を考えこのまま引退  の運びとなった。引退後は北海道・門別の白井牧場で種牡馬となる予定。  【00.3.21付】
 ●ニホンカイキャロル日本競馬最多勝!!
  3月12日、公営・益田競馬場の第7レースで、宮本彰騎手騎乗のアラブ・ニホンカイ  キャロル(牝8、益田・大賀)が優勝し、日本競馬史上最多の45勝を達成。同馬は93  年のデビュー以来、通算72戦目での快挙となった。ちなみに、中央競馬での最多勝は、  タカライジンの26勝。また、ばんえい競馬では、トーオクオーの104勝という記録が  残っている。【00.3.13付】
 ●種牡馬トニービン急死
  3月10日、ウイニングチケットやエアグルーヴの父として知られる種牡馬トニービン  (18歳、父カンパラ、母セバーンブリッジ)が、繋養先の北海道・早来の社台スタリオ  ンSで急死した。今シーズンは、すでに10頭余りに種付けしており、当日の午前も種付  けを行っていたが、午後になって馬房内で体調を崩し、夕方5時頃に息を引き取ったとの  こと。死因は心臓マヒと見られている。同馬は1983年のアイルランド産。競走馬時代  は、凱旋門賞を含めGT6勝。種牡馬としても数多くの名馬を輩出し、1994年には、  リーディングサイヤーにも輝いている。【00.3.11付】
 ●田原成貴調教師、重賞初制覇!!
  3月5日、中山競馬場で行われた第37回弥生賞(GU、芝2000b)は、1番人気  で藤田伸二騎手騎乗のフサイチゼノン(牡4、田原)が、抜群の瞬発力で優勝。田原成貴  調教師は、厩舎開業2年目で念願の重賞初制覇を飾った。これで同馬は、予定通り本番の  皐月賞を目指す。父サンデーサイレンス、母エリザベスローズ(母の父ノーザンテースト)  通算成績4戦3勝。総獲得賞金額7558万2000円。【00.3.6付】
 ●名古屋競馬場で史上最高の129万馬券!!
  2月27日、公営・名古屋競馬場の第1競走で、5番人気のハシノインデー号が1着、  9番人気のミサキピット号が2着となり、馬番連勝単式「5−2」が129万100円の  中央・地方競馬史上最高配当となった。ちなみに馬番連勝単式の全90通り中「5−2」  の組み合わせは84番人気で、的中投票は1票(100円)のみ。1枚の的中馬券は笠松  競馬場の場外馬券場で男性が購入。レース後まもなく払い戻しを受けたとのこと。  【00.2.28付】
 ●ウイングアロー、フェブラリーS制覇!!
  2月20日、東京競馬場で行われた第17回フェブラリーS(GT、ダート1600b)  は、4番人気でオリビエ・ペリエ騎手騎乗のウイングアロー(牡6、工藤)が、直線一気  の末脚で優勝した。2連覇を狙った岩手競馬所属のメイセイオペラは4着。鞍上のペリエ  騎手は、今回が日本で初のGTタイトル。また今月限りで定年を迎える工藤嘉見調教師も  見事に有終の美を飾った。通算成績20戦8勝。総獲得賞金額4億49万2000円。  【00.2.21付】
 ●岡部幸雄騎手、JRA通算2600勝達成!!
  2月12日、第1回東京競馬5日目第10競走・大島特別で、岡部幸雄騎手騎乗のワー  ルドフェイマス号が1着となり、史上初のJRA通算2600勝を達成した。1967年  (昭和42年)のデビュー以来、通算16140戦2600勝。なお重賞勝利は148勝  で史上トップの成績。【00.2.13付】
 ●山元トレセンで火災、競走馬22頭が焼死
  2月11日、午前1時30分頃、宮城県山元町、社台レースホースの山元トレーニング  センター内の厩舎棟から出火、3棟のうちの1棟、約764平方メートル(40馬房)を  全焼した。出火当時、厩舎内には約30頭の競走馬がおり、そのうち22頭が焼死。焼死  した中には、98年の阪神牝馬特別、99年のマイラーズCを優勝したエガオヲミセテも  含まれていた。【00.2.12付】
 ●小島太調教師、重賞初制覇!!
  2月6日、東京競馬場で行われた第34回共同通信杯4歳S(GV、芝1800b)は、  4番人気で岡部幸雄騎手騎乗のイーグルカフェ(牡4、小島)が、直線で力強く抜け出し  て快勝。小島太調教師は、厩舎開業以来丸3年で念願の重賞初制覇を飾った。同馬は今後  5月7日に東京競馬場で行われるNHKマイルC(GT、芝1600b)を目標に調整さ  れる。通算成績5戦2勝。総獲得賞金額6755万8000円。【00.2.7付】
 ●小倉競馬でJRA歴代最高配当!!
  1月30日、第1回小倉競馬2日目第6競走で、単勝17番人気のスニーカー号が1着、  単勝13番人気のクロスヘッド号が2着に入り、馬番連勝複式でJRA歴代最高配当とな  る30万3080円の高配当が飛び出した。また、ワイドの配当も5万3990円という  JRA史上最高配当となった。ちなみに、これまでのJRA馬連最高配当は、94年7月  24日、第2回新潟4日目第4競走での27万1230円。ワイドの方は、99年10月  31日、第3回福島2日目第2競走での4万9710円。【00.1.31付】
 ●マチカネキンノホシ、AJCC優勝!!
  1月23日、中山競馬場で行われた第41回AJCC(GU、芝2200b)は、3番  人気で、岡部幸雄騎手騎乗のマチカネキンノホシ(牡5、藤沢和)が、2着のステイゴー  ルドに2馬身半差をつけて圧勝。今後は、中距離路線を中心に、6月25日の宝塚記念が  大目標となる。通算成績11戦3勝。総獲得賞金額1億2827万1000円。  【00.1.24付】
 ●メジロブライト、屈腱炎発症
  1月16日、98年の天皇賞(春)の覇者で、同年最優秀父内国産馬に選ばれたメジロ  ブライト(牡7、浅見)が、左前脚に屈腱炎を発症し、放牧・休養に入ったことが明らか  になった。症状は比較的軽いということだが、これで天皇賞(春)から宝塚記念への一連  の春のローテーションは、すべて白紙に戻される。今後は、秋シーズンに向けて北海道・  メジロ牧場にて復活を目指す予定とのこと。【00.1.17付】
 ●エルコンドルパサー、年度代表馬!!
  1月11日に開かれたJRA賞受賞馬選考委員会で、1999年度の年度代表馬にエル  コンドルパサー(牡6、二ノ宮)が選出された。なお年度代表馬選考で、エルコンドルパ  サーと最後まで審議されたスペシャルウィーク、グラスワンダーが、共に特別賞の受賞と  なった。特別賞が2頭に贈られることは、JRA史上初めてのこと。最優秀ダートホース  部門については、該当馬なしが過半数に近い96票を集めたことが重視され、受賞馬なし  となった。その他、各賞の受賞馬は以下の通り。【00.1.12付】
 ●武豊騎手、3年連続JRA騎手大賞!!
  1999年度の最多勝利、最高勝率、最多賞金獲得の3部門でトップとなった武豊騎手  が、97年、98年に続いて3年連続のJRA騎手大賞を受賞した。JRA騎手大賞が贈  られるのは、JRA賞が制定された87年以来5度目で、武豊騎手の受賞は3年連続3回  目の快挙。あとの2回は、岡部幸雄騎手が87年、91年に受賞している。  【00.1.12付】
 ●ミスタートウジン、日本最高齢出走タイ記録!!
  1月9日、中山競馬場で行われた、第4回ガーネットS(GV、ダート1200b)に  出走したミスタートウジン(牡15、福島信)が、自身の持つJRAの最高齢出走記録を  更新し、さらに公営・中津競馬に15歳で出走したテイサウンドの日本記録にも並んだ。  ミスタートウジンは、今回で98戦目となり、今後は馬の状態を見て1月29日の銀嶺S  から、2月20日のフェブラリーS(GT、ダート1600b)で通算100戦目を達成  して引退させる予定とのこと。【00.1.10付】

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