トピックス 

  このページは１９９９年に競馬界で起こったさまざまな出来事のトピックスです。


 ●グラスワンダー、有馬記念２連覇！！

　　１２月２６日、中山競馬場で行われた、第４４回有馬記念（ＧT、芝２５００b）は、
　的場均騎手騎乗の１番人気グラスワンダー（牡５、尾形）が、２番人気のスペシャルウィ
　ークをゴール前ハナ差でおさえ優勝した。有馬記念２連覇は、スピードシンボリ、シンボ
　リルドルフに次いで史上３頭目の快挙。同馬は父シルヴァーホーク、母アメリフローラの
　米国産。通算成績１２戦９勝。総獲得賞金額６億９１６４万６０００円。
　【９９．１２．２７付】

 ●「競馬の神様」大川慶次郎さん死去

　　１２月２１日、日本の競馬評論家のパイオニア的存在だった大川慶次郎さんが、高血圧
　性脳出血のため、入院先の東京医大霞ヶ浦病院で死去した。７０歳。１９２９年東京に生
　まれ、父方の大祖父は渋沢栄一。慶大卒業後、サラリーマン、秘書、牧場経営などを経て
　５７年から競馬予想を始める。６１年９月に、東京競馬場の全１１レース・パーフェクト
　予想を達成し、一躍有名になった。以後テレビ、ラジオなどでも幅広く活躍し、競馬評論
　家として一時代を築きあげた。同氏のご冥福を心よりお祈り致します。
　【９９．１２．２１付】

 ●ブラックホーク、スプリンターズＳ優勝！！

　　１２月１９日、中山競馬場で行われた第３３回スプリンターズＳ（ＧT、芝１２００b）
　は、横山典弘騎手騎乗の２番人気ブラックホーク（牡６、国枝）が、１番人気のアグネス
　ワールドをゴール前で差し切り優勝した。同馬は父ヌレイエフ、母シルバーレーンの英国
　産。横山典弘騎手は同レース初優勝。国枝栄調教師はＧT初制覇。
　【９９．１２．２０付】

 ●エイシンプレストン、朝日杯３歳Ｓ優勝！！

　　１２月１２日、中山競馬場で行われた第５１回朝日杯３歳Ｓ（ＧT、芝１６００b）は、
　福永祐一騎手騎乗の４番人気エイシンプレストン（牡３、北橋）が、１番人気のレジェン
　ドハンターをゴール前で差し切り優勝した。同馬は父グリーンダンサー、母ワランティア
　プライドの米国産。１１月６日にデビューして、３７日目のＧT制覇は、昨年の阪神３歳
　牝馬Ｓをデビューから２９日で制したスティンガーに次ぐスピード記録。福永騎手、北橋
　修二調教師ともに同レース初優勝。【９９．１２．１３付】

 ●ヤマカツスズラン、阪神３歳牝馬Ｓ優勝！！

　　１２月５日、阪神競馬場で行われた第５１回阪神３歳牝馬Ｓ（ＧT、芝１６００b）は、
　Ｍ．キネーン騎手騎乗のヤマカツスズラン（牝３、池添）が、スタートの好ダッシュから
　そのまま逃げ切りＧTのタイトルを勝ち取った。同騎手は９７年のジャパンカップ（ピル
　サドスキー）に次いで、日本のＧT２勝目となった。なお池添兼雄調教師は、開業初年度
　でのＧT初勝利となった。通算成績４戦３勝。総獲得賞金額７７９７万７０００円。
　【９９．１２．６付】

 ●ＷＳＪＳ柴田善臣騎手優勝！！

　　１２月４日、５日の２日間、阪神競馬場で第１３回ワールドスーパージョッキーズシリ
　ーズが行われ、柴田善臣騎手が通算４９ポイントを挙げて初優勝を果たした。同騎手は、
　シリーズの優勝賞金５００万円に、進上金、騎乗手当を加えた計１１６７万８６５０円を
　獲得した。なお、第２位は通算４２ポイントのオリビエ・ペリエ騎手、第３位は通算４０
　ポイントの武豊騎手という結果でした。【９９．１２．６付】

 ●スペシャルウィーク、ジャパンカップ制覇！！

　　１１月２８日、東京競馬場で行われた第１９回ジャパンカップ（ＧT、芝２４００b）
　は、武豊騎手騎乗のスペシャルウィーク（牡５、白井）が、外国から参戦した強豪馬らを
　抑え込み優勝した。同一年に春秋の天皇賞、ＪＣという古馬最高峰の３冠を制したのは、
　史上初の快挙。また総獲得賞金額も１０億３８６９万９０００円となり、あのナリタブラ
　イアンを抜いて歴代賞金王となった。今後は、年末の有馬記念がラストランの予定。来春
　からの種牡馬入りが既に決まっている。【９９．１１．２９付】

 ●来年度、松嶋菜々子がＪＲＡの顔に！！

　　１１月２３日、ＪＲＡの２０００年度ＣＭキャラクターに、女優の「松嶋菜々子」と、
　俳優の「緒形拳」が選ばれた。ＣＭでは競馬が趣味の父娘を演じ、飼い猫「オグリ」との
　日常をドラマ仕立てで描くとのこと。来年度のキャンペーン・スローガンは「私を楽しむ
　（それが競馬）。」で、現キャラクターの木村拓哉からバトンを受け継ぎ、２０００年の
　１月１日から全国で放送される。なおＣＭ等にかかわる音楽は、元・オフコースの「小田
　和正」が制作する。【９９．１１．２４付】

 ●エアジハード、マイルＣＳレコードＶ！！

　　１１月２１日、京都競馬場で行われた第１６回マイルＣＳ（ＧT、芝１６００b）は、
　蛯名正義騎手騎乗のエアジハード（牡５、伊藤正）が、１分３２秒８のレースレコードで
　快勝し、安田記念に続き春秋マイル王の座に輝いた。蛯名正義騎手、伊藤正徳調教師とも
　に同レース初勝利。次走は１２月１２日の香港カップ（国際ＧT、芝２０００b）に挑戦
　する予定。通算成績１２戦７勝。総獲得賞金額３億６０００万４０００円。
　【９９．１１．２２付】

 ●ＪＲＡ２０００年度の開催日程を発表！！

　　１１月１８日、ＪＲＡは運営審議委員会を開き、２０００年度の事業計画を承認、正式
　決定した。番組変更の大きな目玉としては、ジャパンカップの前日に東京競馬場で行われ
　るジャパンカップダート（ＧT、ダート２１００b）を新設。さらに、ジャパンカップの
　優勝賞金も今年の１億３２００万円から、芝のレースでは世界一となる２億５０００万円
　に大幅にアップ。また、天皇賞の外国産馬への部分開放、ＧTレース施行時期の大幅見直
　し、それに伴うトライアル等のＧU、ＧVレースの時期変更、ＧTレース出走馬の決定方
　法の見直しなど、ＪＲＡはグレード制度導入を決めた１９８４年以来の大幅な改革を行う
　ことになった。【９９．１１．１９付】

 ●メジロドーベル、エリザベス女王杯連覇！！

　　１１月１４日、京都競馬場で行われた、第２４回エリザベス女王杯（ＧT、芝２２００
　b）は、吉田豊騎手騎乗のメジロドーベル（牝６、大久保洋）が、昨年に引き続き女王杯
　２連覇を達成。同馬はこれで３歳〜６歳まで４年連続でＧTを制し、牝馬としては史上初
　の快挙を成し遂げた。またこれでＧT５勝目となり、ナリタブライアンと並んで史上２位
　の成績を残し、さらにエアグルーヴに次ぐ、史上２頭目の７億円獲得牝馬となりました。
　通算成績２１戦１０勝。総獲得賞金額７億３３４２万２０００円。
　【９９．１１．１５付】

 ●ナリタトップロード、菊花賞Ｖ！！

　　１１月７日、京都競馬場で行われた、第６０回菊花賞（ＧT、芝３０００b）は、渡辺
　薫彦騎手騎乗のナリタトップロード（牡４、沖）が、４角手前のスパートから早めに先頭
　に立つと、そのまま後続を振り切りました。同騎手はデビュー６年目で悲願のＧT制覇。
　沖芳夫調教師も初のクラシック制覇。馬主の山路秀則オーナーは、９４年のナリタブライ
　アン以来の菊制覇。通算成績９戦４勝。総獲得賞金額３億７８８８万４０００円。
　【９９．１１．８付】

 ●スペシャルウィーク、天皇賞春秋連覇！！

　　１０月３１日、東京競馬場で行われた第１２０回天皇賞・秋（ＧT、芝２０００b）は、
　武豊騎手騎乗のスペシャルウィーク（牡５、白井）が、１分５８秒０のレコードタイムで
　優勝した。同馬は１９８８年のタマモクロス以来、史上２頭目となる天皇賞同一年の春秋
　連覇を達成。なお１番人気のセイウンスカイは５着と敗れ、これで同レースの１番人気は
　１２連敗となった。馬連の配当は、２着に昨年の天皇賞・秋２着馬ステイゴールドが入り
　１万５７７０円という２週連続の万馬券。通算成績１５戦９勝。総獲得賞金額９億３３８
　万１０００円。【９９．１１．１付】

 ●武豊騎手ＪＲＡ通算１７００勝達成！！

　　１０月３０日、第４回京都競馬７日目第１０競走で、武豊騎手騎乗のロードサクセサー
　号が１着となり、現役３人目、史上５人目となるＪＲＡ通算１７００勝を達成した。なお
　デビュー以来１２年８ヵ月での達成は史上最短、３０歳７ヵ月での達成は史上最年少での
　達成となる。【９９．１１．１付】

 ●大波乱ブゼンキャンドル、秋華賞Ｖ！！

　　１０月２４日、京都競馬場で行われた第４回秋華賞（ＧT、芝２０００b）は、１２番
　人気の安田康彦騎手騎乗のブゼンキャンドル（牝４、松田博）が、直線で先行馬を全て差
　し切り優勝した、なお２着にも１０番人気のクロックワークが入り、馬連９万４６３０円
　というＧT史上第３位の高配当となった。安田康彦騎手はデビュー９年目でＧT初制覇。
　通算成績１５戦３勝。総獲得賞金額１億３４１５万８０００円。【９９．１０．２５付】

 ●ＪＲＡ外国産馬にクラシック開放！！

　　１０月２１日、日本中央競馬会（ＪＲＡ）は、来年度の天皇賞（春・秋）を外国産馬に
　開放することを明らかにし、ダービーなどのクラシックレースも、今後５年間で段階的に
　開放すると発表した。対象となるレースは、天皇賞（春・秋）と、４歳クラシックのダー
　ビー、皐月賞、菊花賞、オークス、桜花賞の７レースで、平成１６年（２００４年）まで
　に、各レースに出走できる外国産馬の枠は「２」となる。ただし３冠レース全てに外国産
　馬の出走が可能となる平成１４年（２００２年）には、最終戦の菊花賞の出走枠を「３」
　とする。このほか、内国産馬の賞金優遇策や、外国馬が参戦できる国際競走を現在の１２
　レースから２４レースに増やす計画も発表された。【９９．１０．２２付】

 ●凱旋門賞馬モンジュー、ＪＣ参戦へ！！

　　先日１０月３日、仏ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞（ＧT、芝２４００b）で、
　エルコンドルパサーを破り優勝したモンジュー（牡４、Ｊ．ハモンド）が、１１月２８日
　に東京競馬場で行われるジャパンカップ（ＧT、芝２４００b）に参戦するプランが明ら
　かになった。同馬は当初、凱旋門賞の後ブリーダーズＣへ向かうプランもあったが、日本
　の高速馬場を考慮して参戦が決定したとのこと。なお、凱旋門賞で９着に敗れたデイラミ
　は、ブリーダーズＣ・ターフに向かうため、ＪＣには参戦しないことが決まった。
　【９９．１０．１８付】

 ●ニホンピロジュピタ、マイルＣＳ南部杯Ｖ！！

　　１０月１１日、盛岡競馬場で行われた第１２回マイルチャンピオンシップ南部杯（統一
　ＧT、ダート１６００b）は、単勝１．４倍と断然の１番人気、武豊騎手騎乗のニホンピ
　ロジュピタ（牡５、目野）が、逃げるキョウエイマーチを差し切り１分３８秒４のタイム
　で優勝した。なお３着にもウイングアローが入り、中央勢が１〜３着を独占した。
　【９９．１０．１２付】

 ●エルコンドルパサー、凱旋帰国！！

　　１０月１１日、凱旋門賞２着と健闘したエルコンドルパサー（牡５、二ノ宮）が、午前
　１０時５８分に成田着のＪＡＬ６４１２便で凱旋帰国した。同馬は、千葉・白井のＪＲＡ
　競馬学校の国際検疫厩舎へ１０日間入り、その後は美浦トレセン近郊の木村牧場で過ごす
　予定。そして１１月２８日のジャパンカップ当日に引退式を行い、引退後は、総額１８億
　円のシンジケートが組まれ、来春から社台スタリオンステーションで種牡馬入りをする。
　【９９．１０．１２付】

 ●エルコンドルパサー、凱旋門賞２着惜敗！！

　　１０月３日、仏ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞（ＧT、芝２４００b）は、蛯名
　正義騎手騎乗のエルコンドルパサー（牡５、二ノ宮）が、絶好のスタートから単騎逃げる
　展開、最後の直線でＭ．キネーン騎乗の１番人気モンジューとの叩き合いの末、１／２馬
　身差の２着と敗れた。しかし、凱旋門賞に挑戦した日本調教馬としては、過去最高の成績
　で、同馬の健闘が高く評価される。【９９．１０．４付】

 ●アグネスワールド、アベイユ・ド・ロンシャン賞Ｖ！！

　　１０月４日、仏ロンシャン競馬場で行われた、アベイユ・ド・ロンシャン賞（ＧT、芝
　１０００b）は、武豊騎手騎乗のアグネスワールド（牡５、森）が、インペリアルビュー
　ティーとの叩き合いを制し、１分０１秒４０のタイムで優勝した。日本調教馬の海外ＧT
　競走制覇は、９８年のシーキングザパール（モーリス・ド・ギース賞）、タイキシャトル
　（ジャック・ル・マロワ賞）、９９年のエルコンドルパサー（サンクルー大賞）に続き４
　頭目となる。【９９．１０．４付】

 ●ホッカイルソー、３年半ぶり重賞制覇！！

　　９月１９日、中山競馬場で行われたオールカマー（ＧU、芝２２００b）で、江田照男
　騎手騎乗の３番人気ホッカイルソー（牡８、田中清）が、２着ダイワオーシュウとの叩き
　合いを制し、２分１２秒０のコースレコードで重賞制覇を成し遂げた。同馬の重賞制覇は
　１９９６年（平成８年）３月の日経賞（ＧU）以来、３年半ぶりとのこと。次走は１０月
　３１日の天皇賞・秋（ＧT、芝２０００b）に向かう予定。通算成績２４戦５勝。総獲得
　賞金額３億７６５６万６０００円。【９９．９．２０付】

 ●エルコンドルパサー、仏フォア賞Ｖ！！

　　９月１２日、仏ロンシャン競馬場で行われたフォア賞（ＧU、芝２４００b）は、蛯名
　正義騎手騎乗のエルコンドルパサー（牡５、二ノ宮）が、２分３１秒４のタイムで優勝し
　た。同レースは、サガミクスが出走取消のため３頭立てで行われ、好スタートから先頭に
　立った同馬がそのままスローで逃げ、直線では追い込んできたボルジアをクビ差でおさえ
　圧倒的１番人気に応えました。次走は１０月３日に行われる大目標の凱旋門賞（ＧT、芝
　２４００b）に向かう予定。【９９．９．１３付】

 ●ゲイリーファンキー、新潟３歳ＳレコードＶ！！

　　９月５日、新潟競馬場で行われた新潟３歳Ｓ（ＧV、芝１４００b）で、江田照男騎手
　騎乗の１番人気ゲイリーファンキー（牝３、河野）が、２着ベルグチケットとの叩き合い
　を制し、１分２２秒０のレコードタイムで重賞制覇を成し遂げた。江田照男騎手は、昨年
　のロサードに続き、同レース２連覇を達成した。【９９．９．６付】

 ●アルーリングアクト、小倉３歳Ｓ制覇！！

　　９月５日、小倉競馬場で行われた、小倉３歳Ｓ（ＧV、芝１２００b）で、秋山真一郎
　騎手騎乗の２番人気アルーリングアクト（牝３、野村）が、レース前に降り出した豪雨の
　中直線で抜け出し、追い上げるピサノガルボ、マンボノリズムを振り切り１分１１秒０の
　タイムで快勝した。秋山真一郎騎手、野村彰彦調教師は、いずれも同レース初勝利。なお
　１番人気のダンツキャストは６着という結果でした。【９９．９．６付】

 ●武豊騎手、連続週勝利１６９週でストップ

　　９月４〜５日、札幌競馬場（８レース騎乗）、小倉競馬場（６レース騎乗）とあわせて
　１４鞍のレースで勝ち星の無かった、武豊騎手の騎乗機会・連続週勝利の記録がストップ
　した。これは１９９６年２月１０日から１６９週間にわたって達成されたＪＲＡ記録とい
　うこと。【９９．９．６付】

 ●後藤浩輝騎手、４ヵ月間の騎乗停止処分

　　９月２日、後藤浩輝騎手が吉田豊騎手に対し暴行した事件について、ＪＲＡは第２回裁
　定委員会を開らき、第１回裁定委員会後に後藤騎手から提出された弁明書をもとに、再度
　処分内容が討議された。そしてその結果、日本中央競馬会競馬施行規程第１２６条第２０
　号に基づき、４ヵ月間の騎乗停止処分が決定した。４ヵ月間の騎乗停止処分は、不正行為
　による免許剥奪などを除くと、これまでで最も重い処分ということ。【９９．９．３付】

 ●ブリリアントロード、新潟記念優勝！！

　　８月２９日、新潟競馬場で行われた新潟記念（ＧV、芝２０００b）で、山田和広騎手
　騎乗のブリリアントロード（牡５、坪正）が、道中３番手の好位置から直線で抜け出し、
　１分５９秒８のタイムで優勝した。同馬は今年５月１６日に行われた新潟大賞典（ＧV、
　芝２０００b）に続く重賞２勝目となった。通算成績２０戦６勝。総獲得賞金額１億８２
　２６万３０００円。【９９．８．３０付】

 ●メイセイオペラ、みちのく大賞典圧勝！！

　　８月２９日、盛岡競馬場で行われた第２７回みちのく大賞典（サラ系オープン、ダート
　２０００b）で、単勝元返しの圧倒的１番人気、菅原勲騎手騎乗のメイセイオペラ（牡６、
　佐々木修）が、２着のバンチャンプに４馬身差をつけて圧勝した。今後は、１０月１１日
　に行われるマイルＣＳ南部杯（統一ＧT、ダート１６００b）に出走する予定。通算成績
　２９戦２０勝。総獲得賞金額４億５１９９万３０００円。【９９．８．３０付】

 ●セイウンスカイ、札幌記念快勝！！

　　８月２２日、札幌競馬場で行われた札幌記念（ＧU、芝２０００b）で、横山典弘騎手
　騎乗の圧倒的１番人気セイウンスカイ（牡５、保田）が、道中７番手の後方待機策から、
　直線で抜け出し２分０秒１のタイムで快勝した。デビューから１０戦すべて先頭か２番手
　で競馬をしてきた同馬だけに、今回の展開は新境地を切り開いたと言える。通算成績１１
　戦７勝。総獲得賞金額５億９７０８万２０００円。【９９．８．２３付】

 ●アンブラスモア、小倉記念レコードＶ！！

　　８月１５日、小倉競馬場で行われた小倉記念（ＧV、芝２０００b）で、須貝尚介騎手
　騎乗の４番人気アンブラスモア（牡６、須貝）が、スタートで一旦先頭に立つとそのまま
　絶妙のラップで逃げ切り、１分５８秒５のコースレコードで重賞初制覇を達成した。須貝
　尚介騎手は７年ぶり３度目の重賞勝ち。須貝彦三調教師も７年ぶり１６度目の重賞制覇と
　なった。【９９．８．１６付】

 ●リワードニンファ、世界レコードタイ記録！！

　　８月８日、新潟競馬場で行われた、関屋記念（ＧV、芝１６００b）で、後藤浩輝騎手
　騎乗の４番人気リワードニンファ（牝５、後藤）が、従来の日本レコードを０秒５短縮す
　る１分３１秒６の世界レコードタイで重賞初制覇を達成した。後藤浩輝騎手は、１９９４
　年（平成６年）の福島記念（シルクグレイッシュ）以来５年ぶり２度目、後藤由之調教師
　は重賞初勝利。同馬の次走は、９月１２日の京成杯ＡＨ（ＧV、芝１６００b）の予定。
　通算成績１０戦５勝。総獲得賞金額１億６８２万１０００円。【９９．８．９付】

 ●ラムタラ産駒３着デビュー！！

　　８月８日、第１回札幌競馬第２日目第６Ｒの新馬戦で、日本競馬史上最高の４４億円を
　投じて輸入されたラムタラの初年度産駒（英国種付け）イングランドシチー（牡３、清水
　出）がデビューし３着（１０頭立て）と敗れた。ラムタラの初年度産駒（外国産馬）は、
　同馬をはじめ１０頭が日本で登録されている。なお日本で種付けされた産駒は来年夏以降
　のデビューとなる。【９９．８．９付】

 ●エンゼルカロ、地方馬初の３歳重賞制覇！！

　　８月１日、函館競馬場で行われた函館３歳Ｓ（ＧV、芝１２００b）で、井上俊彦騎手
　騎乗の道営所属馬エンゼルカロ（牝３、道営・林正）が、２番手追走から直線で抜け出し、
　デビュー以来無傷の４連勝を飾るとともに、地方馬初となるＪＲＡ３歳重賞制覇を成し遂
　げた。なお地方馬のＪＲＡ重賞制覇は、今年のフェブラリーＳのメイセイオペラ以来６頭
　目となる。父スターオブコジーン、母ヤマフノーザリー。通算成績４戦４勝。総獲得賞金
　額５５７９万１０００円。【９９．８．２付】

 ●新潟競馬、１日万馬券８本の最多タイ記録！！

　　７月２５日、新潟競馬場で行われた３Ｒ、５Ｒ、９Ｒの枠連と馬連の計６本、また１１
　Ｒ、１２Ｒの馬連の計２本が、それぞれ万馬券となり、合計８本の万馬券が飛び出す波乱
　の１日となった。同一競馬場で１日８本の万馬券は最多タイ記録ということ。最高配当は
　１２Ｒ、２番人気のターフスペクトルと、１６番人気のビューティスカットとの組み合わ
　せで馬連９万７６９０円。【９９．７．２６付】

 ●エイシンビンセンス、北九州記念レコードＶ！！

　　７月２５日、小倉競馬場で行われた、北九州記念（ＧV、芝１８００b）で、野元昭嘉
　騎手騎乗の８番人気エイシンビンセンス（牡６、野元）が、逃げるアンブラスモアを直線
　でとらえ１分４５秒６のレコードタイムで快勝した。同馬の次走は８月１５日の小倉記念
　（ＧV、芝２０００b）の予定。通算成績１９戦６勝。総獲得賞金額１億３５１０万円。
　【９９．７．２６付】

 ●アグネスワールド、千二レコード大幅更新！！

　　７月１７日、小倉競馬場で行われた、北九州短距離Ｓ（ＯＰ、芝１２００b）で、武豊
　騎手騎乗の１番人気アグネスワールド（牡５、森）が、３コーナー過ぎで、馬なりのまま
　先頭に立ち、そのまま後続に４馬身差をつけて快勝。走破タイムの１分６秒５は、９７年
　京都競馬場で行われたシルクロードＳで、エイシンバーリンが記録した１分６秒９を大幅
　に更新するＪＲＡレコードとなった。【９９．７．１９付】

 ●宝塚記念グラスワンダー優勝！！

　　７月１１日、阪神競馬場で行われた第４０回宝塚記念（ＧT、芝２２００b）は、的場
　均騎手騎乗の２番人気グラスワンダー（牡５、尾形）が、１番人気のスペシャルウィーク
　に３馬身の差をつけて快勝。前走安田記念２着の雪辱を果たし、朝日杯３歳Ｓ、有馬記念
　に続きＧTレース３勝目を挙げた。外国産馬の宝塚記念優勝は１９９５年（平成７年）の
　ダンツシアトル以来３頭目。また外国産馬としては、初めて有馬記念・宝塚記念の両グラ
　ンプリ制覇となった。【９９．７．１２付】

 ●武豊騎手、史上最速の年間１００勝達成！！

　　７月１０日、第２回函館競馬第１日目第１２Ｒで、武豊騎手がエアタフゴング号に騎乗
　し１着となり、８年連続、通算１１回目となる年間１００勝を達成した。７月１０日での
　達成は、同騎手自身が昨年記録した７月２５日（第４回阪神競馬３日目第１０Ｒエイシン
　ファイト号）を塗り替える史上最速記録となった。【９９．７．１２付】

 ●エルコンドルパサー、サンクルー大賞制覇！！

　　７月４日、仏サンクルー競馬場で行われたサンクルー大賞（ＧT、芝２４００b）は、
　日本から参戦した蛯名正義騎手騎乗のエルコンドルパサー（牡５、二ノ宮）が、欧州トッ
　プクラスの他馬を寄せ付けず圧勝した。エルコンドルパサーは、４番手の好位置をキープ
　しながら直線で抜け出し、２着の独年度代表馬タイガーヒルに２馬身半差を付ける完璧な
　内容。日本調教馬の海外ＧT制覇は、シーキングザパール（モーリス・ド・ギース賞）、
　タイキシャトル（ジャック・ル・マロワ賞）に続く３頭目の快挙となった。今後は９月頃
　に１戦してから、秋の大目標である世界最高峰のレース凱旋門賞に向かう予定とのこと。
　【９９．７．５付】

 ●帝王賞メイセイオペラ優勝！！

　　６月２４日、大井競馬場で行われた第２２回帝王賞（統一ＧT、ダート２０００b）は、
　菅原勲騎手騎乗の１番人気メイセイオペラ（牡６、佐々木修）が、直線鋭く抜け出し快勝
　した。２着は４馬身差でサプライズパワー、３着はＪＲＡのオースミジェットという結果
　でした。通算成績：地方２７戦１８勝、中央１戦１勝。総獲得賞金額：地方３億３２８９
　万５０００円、中央９７７３万８０００円。【９９．６．２５付】

 ●エアジハード安田記念ハナ差Ｖ！！

　　６月１３日、東京競馬場で行われた第４９回安田記念（ＧT、芝１６００b）は、蛯名
　正義騎手騎乗の４番人気エアジハード（牡５、伊藤正）が、圧倒的１番人気のグラスワン
　ダーをハナ差で差し切り優勝した。蛯名騎手は、オークスのウメノファイバーに続きこの
　春２度目のＧTハナ差勝ち。エアジハードは、ウメノファイバーと同じサクラユタカオー
　産駒で、父内国産馬による安田記念優勝は、９６年のトロットサンダー（ダイナコスモス
　産駒）以来となる。また管理する伊藤正徳調教師は、開業以来初のＧT制覇を果たした。
　【９９．６．１４付】

 ●武豊騎手、史上初のダービー２連覇！！

　　６月６日、東京競馬場で行われた、第６６回ダービー（ＧT、芝２４００b）は、武豊
　騎手騎乗の２番人気アドマイヤベガ（牡４、橋田）が、ゴール前鋭い末脚で差し切り優勝
　した。武騎手は、昨年のスペシャルウィークに引き続き、２年連続のダービー制覇。日本
　競馬史上初の連覇を成し遂げた。アドマイヤベガの母は、９３年に桜花賞、オークスを制
　したベガで、オークス馬の仔がダービー馬となったのは、トキツカゼ、オートキツに続い
　て史上２度目。同馬は、この日の勝利で通算成績６戦３勝。総獲得賞金額は２億３５２８
　万６０００円となった。【９９．６．７付】

 ●蛯名正義騎手クラシック初制覇！！

　　５月３０日、東京競馬場で行われた第６０回オークス（ＧT、芝２４００b）で、７番
　人気のウメノファイバー（牝４、相沢）が、２着トゥザヴィクトリーを大外から差し切り
　樫の女王に輝いた。鞍上の蛯名正義騎手は、９６年の天皇賞・秋（バブルガムフェロー）、
　９８年ジャパンカップ（エルコンドルパサー）に続いてＧT３勝目、４歳のクラシックは、
　初制覇となった。また相沢郁調教師も厩舎開業２年目でＧT制覇の快挙を達成した。
　【９９．５．３１付】

 ●エルコンドルパサー、イスパーン賞２着惜敗

　　５月２３日、仏ロンシャン競馬場で行われたイスパーン賞（ＧT、芝１８５０b）は、
　ジャルネ騎手騎乗のクロコルージュが、１分５３秒７のタイムで優勝。日本から参戦した
　蛯名正義騎手騎乗のエルコンドルパサー（牡５、二ノ宮）は、最後の直線で一度は先頭に
　立ったが惜しい２着に終わり、日本馬３頭目の仏ＧT制覇はならなかった。同馬は今後も
　欧州にとどまり、英・仏の重賞に挑戦する予定。【９９．５．２４付】

 ●シンボリインディ、ＮＨＫマイルＣ優勝！！

　　５月１６日、東京競馬場で行われた第４回ＮＨＫマイルＣ（ＧT、芝１６００b）は、
　６番人気で横山典弘騎手騎乗のシンボリインディ（牡４、藤沢和）が直線鋭く抜け出して
　快勝した。藤沢和雄調教師は、国内ＧTレース１１勝目（仏ＧT１勝）となり、境勝太郎
　元・調教師の１０勝を更新する歴代ＧT最多勝利調教師となった。なお外国産馬は第１回
　から４年連続優勝。通算成績５戦４勝。総獲得賞金額１億３４２２万３０００円。
　【９９．５．１７付】

 ●シンコウシングラー重量不足で失格に

　　５月１６日、東京競馬場で行われた第１０競走緑風ステークスで、１番人気のシンコウ
　シングラー（牡５、栗田）が、後検量で５７`の負担重量より１．７`以上不足している
　ことが分かり、２着に入線したものの規定により失格となった。原因は前検量の後、鞍に
　装着するゴムパッドをどこかに置き忘れたためとみられる。鞍上の柴田善臣騎手と、栗田
　博憲調教師への制裁は、１７日に行われる採決委員会で決定する。【９９．５．１７付】

 ●サンデーピクニック、仏ＧVを制覇！！

　　５月１０日、仏・サンクルー競馬場で行われたクレオパトラ賞（ＧV、芝２１００b）
　で、社台ファーム生産のサンデーサイレンス産駒サンデーピクニック（牝４、Ａ．ファー
　ブル厩舎）が、オリビエ・ペリエ騎手騎乗で出走、２着に２馬身差をつけ２分１７秒１の
　タイムで優勝した。次走は６月４日エプソム競馬場で行われる英オークス（ＧT、芝２４
　００b）に挑戦する予定。【９９．５．１２付】

 ●メイセイオペラ、水沢・シアンモア記念を圧勝！！

　　５月９日、水沢競馬場で行われた、第２５回シアンモア記念（サラ系オープン、ダート
　２０００b）で、圧倒的１番人気、菅原勲騎手騎乗のメイセイオペラ（牡６、佐々木修）
　が、２着のバンチャンプに６馬身の大差をつけて圧勝、昨年に引き続き同レースの２連覇
　を達成した。今後は、６月２４日に大井競馬場で行われる、第２２回帝王賞（統一ＧT、
　ダート２０００b）にコマを進める予定。通算成績２７戦１８勝。総獲得賞金額３億５８
　２５万５０００円。【９９．５．１０付】

 ●天皇賞（春）スペシャルウィーク優勝！！

　　５月２日、京都競馬場で行われた、第１１９回天皇賞・春（ＧT、芝３２００b）は、
　１番人気で武豊騎手騎乗のスペシャルウィーク（牡５、白井）が、２着のメジロブライト
　に１／２馬身差をつけて優勝。ダービー馬の優勝は、シンボリルドルフ以来１４年ぶり。
　武豊騎手は春５回、秋２回を合わせて天皇賞制覇は７度目の快挙。また白井寿昭調教師は
　天皇賞初制覇。通算成績１２戦８勝。総獲得賞金額７億１３８４万５０００円。
　【９９．５．３付】

 ●ドージマファイター日本新２７連勝達成！！

　　４月２５日、足利競馬場で行われた、第８競走・春りんどう特別（サラ系Ｂ２・Ｂ３、
　ダート１８００b）にドージマファイター（牡８、足利・手塚佳彦厩舎）が出走。レース
　中の右前脚の落鉄にも関わらず快勝し、日本新記録となる２７連勝を達成した。同馬は、
　９５年７月に中央競馬でデビュー、中央成績５戦０勝で足利競馬に移籍し、９６年２月に
　再デビュー。以後、負け無しの快進撃を続けている。【９９．４．２６付】

 ●和田竜二騎手クラシック初制覇！！

　　４月１８日、中山競馬場で行われた第５９回皐月賞（ＧT、芝２０００b）で和田竜二
　騎手騎乗のテイエムオペラオー（牡４、岩元）が、２着のオースミブライトを大外から差
　し切り優勝した。同騎手は２１歳９ヵ月２７日目での皐月賞勝利となり、これまでの郷原
　洋行騎手が持つ２３歳３ヵ月１０日を更新する皐月賞最年少優勝記録となった。９６年の
　デビュー組のＧT勝利は、古川吉洋（９７年阪神３歳牝馬Ｓ）、福永祐一（９９年桜花賞）
　に次いで３人目となった。【９９．４．２１付】

 ●福永祐一騎手、落馬事故で左腎臓摘出

　　４月１７日、中京競馬場で行われた第３３回小倉大賞典（ＧV、芝１８００b）の本馬
　場入場の際、福永祐一騎手が落馬し、左肋骨２本の骨折と、左腎臓損傷、腹部打撲の重傷
　を負った。１９日に同騎手は、入院先である愛知県豊明市の藤田保健衛生病院にて左腎臓
　摘出手術を受け、無事成功した。今後は、１ヵ月以上の入院加療が必要で、リハビリにも
　３ヵ月以上を要し、戦列復帰は早くても秋以降となる見込み。【９９．４．２１付】

 ●福永祐一騎手クラシック初制覇！！

　　４月１１日、阪神競馬場で行われた第５９回桜花賞（ＧT、芝１６００b）で福永祐一
　騎手騎乗のプリモディーネ（牝４、西橋）が、直線鋭く伸び、２着のフサイチエアデール
　に１馬身半差をつけて快勝した。同騎手はデビュー４年目にして悲願のＧT制覇を達成。
　父の福永洋一元騎手とは、桜花賞親子制覇の快挙となった。【９９．４．１２付】

 ●中央競馬１９年ぶりストで開催中止

　　４月２日、日本調教師会と、厩務員組合との間で行われてきた今年４回目の春闘団交が
　決裂。これを受けたＪＲＡでは開催スト突入の可能性が出てきたため、３日の開催中止を
　決定した。春闘の影響による中央競馬の中止は１９８０年４月１９、２０日以来、１９年
　ぶりとのこと。【９９．４．３付】

 ●グラスワンダー左眼瞼部裂創で回避

　　４月１日、阪神競馬場で行われる産経大阪杯（ＧU、芝２０００b）に向け調整されて
　いたグラスワンダー（牡５、尾形）が、厩舎馬房内で左目下部を負傷して出血、美浦トレ
　セン診療所で診察の結果、左眼瞼部裂創で全治３週間と診断され、直ちに計４０針を縫う
　手術が行われた。これにより産経大阪杯の出走を取消し、今後は安田記念に向け調整され
　ることになった。【９９．４．２付】

 ●武豊騎手ＪＲＡ通算１６００勝達成！！

　　３月２８日、第２回阪神競馬２日目第２競走で、武豊騎手騎乗のヤマニンエリプス号が
　１着となり、日本競馬史上最短・最年少でＪＲＡ通算１６００勝を達成した。ＪＲＡ通算
　１６００勝は増沢末夫、岡部幸雄、柴田政人、河内洋に次ぐ史上５人目で、現役では３人
　目の快挙。重賞勝利は通算１２１勝。【９９．３．２９付】

 ●エモシオン右前浅屈腱炎発症

　　３月２０日、阪神競馬場で行われる産経大阪杯（ＧU、芝２０００b）に向け調整され
　ていたエモシオン（牡５、木原）が、右前浅屈腱炎を発症していることが判明した。この
　ため今春の大目標だった５月２日の天皇賞・春（ＧT、芝３２００b）への出走は絶望的
　となった。完治まではしばらく時間がかかりそうで、年内の復帰は微妙な状況とのこと。
　【９９．３．２２付】

 ●ダイオライト記念アブクマポーロ優勝！！

　　３月１７日、船橋競馬場で行われた交流重賞競走の第４４回ダイオライト記念（ＧU、
　ダート２４００b）は、１番人気で、石崎隆之騎手騎乗のアブクマポーロ（牡８、船橋・
　出川克）が、２着に３／４馬身差をつけて優勝し、昨年に続く２連覇を達成した。２着は
　河内騎手のマイターン、３着は高橋亮騎手のマチカネワラウカドという結果。これでアブ
　クマポーロは、交流重賞競走９勝目、総獲得賞金も８億２００９万円まで伸ばした。
　【９９．３．１８付】

 ●キョウエイユカ予後不良

　　３月１４日、阪神競馬場で行われた桜花賞トライアルの第３３回４歳牝馬特別（ＧU、
　芝１４００b）で、熊沢重文騎手騎乗のキョウエイユカ（牝４、石坂）が、第３コーナー
　で左前脚に故障を発症し競走を中止。診断の結果、左第一指関節開放脱臼を発症しており
　安楽死の処置がとられた。通算成績３戦２勝。同馬のご冥福を心よりお祈り致します。
　【９９．３．１５付】

 ●新人・武英智騎手、幻の初勝利

　　３月７日、第１回中京競馬８日目第４競走で、１着入線の今年デビューの新人・武英智
　騎手騎乗のブルーエンプレスが、最後の直線走路で急に内側に斜行、スターバラシア及び
　サンライズホークの進路を妨害したため５着に降着。これにより同騎手は、実効６日間の
　騎乗停止処分となった。【９９．３．８付】

 ●南井克巳騎手ラストランで優勝！！

　　２月２８日、中京競馬場で行われた白川郷Ｓで、この日ラストランとなる南井克巳騎手
　が、１番人気のリキアイワカタカ（牡６、松田正）で鮮やかに逃げ切り、２８年間の騎手
　生活にピリオドを打った。今後は３月１日付で調教師に転身する。ＪＲＡの通算成績は、
　１３１２０戦１５２７勝。（うち重賞７７勝）【９９．３．１付】

 ●勝浦正樹騎手＆萩原清調教師、重賞初制覇！！

　　２月１４日、東京競馬場で行われた第３３回共同通信杯４歳Ｓ（ＧV、芝１８００b）
　で、ヤマニンアクロの勝浦正樹騎手が１着となり、デビュー以来、通算７９８戦目、重賞
　１１戦目で重賞初勝利を達成した。また萩原清調教師も開業以来、重賞１０戦目で重賞初
　勝利となった。なお馬連配当の１１万４６５０円は、史上３番目の重賞競走での高額配当
　となった。【９９．２．１４付】

 ●河内洋騎手ＪＲＡ通算１８００勝達成！！

　　２月１４日、第２回京都競馬６日目第４競走で河内洋騎手騎乗のマチカネキモッタマ号
　が１着となりＪＲＡ通算１８００勝を達成した。デビュー以来通算１２７０５戦目で史上
　３人目、現役２人目ということ。重賞勝利は通算１１６勝。【９９．２．１４付】

 ●藤田伸二騎手ＪＲＡ通算５００勝達成！！

　　２月７日、第２回京都競馬４日目第１０競走で藤田伸二騎手騎乗のスエヒロコマンダー
　号が１着となりＪＲＡ通算５００勝を達成した。デビュー以来通算４１４６戦目で、史上
　５４人目、現役２２人目ということ。重賞勝利は通算３３勝。【９９．２．８付】

 ●川崎記念アブクマポーロ優勝！！

　　２月３日、川崎競馬場で行われた、第４８回川崎記念（ＧT、ダート２１００b）は、
　１番人気で石崎隆之騎手騎乗のアブクマポーロ（牡８、船橋・出川克）が、圧倒的な強さ
　で快勝し、昨年に続く２連覇を達成した。２着はＪＲＡのキョウトシチー、３着は名古屋
　ゴールドプルーフという結果でした。【９９．２．４付】

 ●メイセイオペラ地方馬初の中央ＧT制覇！！

　　１月３１日、東京競馬場で行われた第１６回フェブラリーＳ（ＧT、ダート１６００b）
　で、水沢競馬場所属で菅原勲騎手騎乗のメイセイオペラ（牡６、佐々木修）が、ＪＲＡ初
　となる地方所属馬でのＧTレース優勝を飾った。地方所属馬にとってＪＲＡのＧT勝利は
　８３年のダーリンググラスのジャパンカップ挑戦（１０着）以来、１６年目の悲願達成と
　なった。また地方競馬所属騎手の中央ＧT勝利も史上初の快挙ということ。
　【９９．２．１付】

 ●タイキシャトル殿堂入り！！

　　１月２８日、ＪＲＡは顕彰馬選出委員会の場で、昨年の年度代表馬のタイキシャトルを
　選出委員１０名の満場一致で顕彰馬と決定した。顕彰馬選出は一昨年のナリタブライアン
　以来で、タイキシャトルは２５頭目の競馬殿堂入りとなった。顕彰馬は肖像画やブロンズ
　像、関係資料などがＪＲＡ競馬博物館（東京競馬場内）の中にある「競馬の殿堂」に展示
　され、その功績が末永く称えられる。【９９．１．２９付】

 ●アドマイヤコジーン骨折

　　１月２１日、昨年の最優秀３歳牡馬アドマイヤコジーン（牡４、橋田）が、朝の調教の
　際、右第一趾骨骨折を発症。２４日に栗東トレセン競走馬診療所でボルトによる固定手術
　が行われた。全治までに半年以上かかる見込みで、今春のクラシックへの出走は、絶望的
　となった。【９９．１．２７付】

 ●岡部幸雄騎手ＪＲＡ通算２５００勝達成！！

　　１月２４日、第１回中山競馬８日目第８競走で岡部幸雄騎手騎乗のジョンカラノテガミ
　号が１着となり、史上初のＪＲＡ通算２５００勝を達成した。１９６７年（昭和４２年）
　のデビュー以来、３１年１０ヵ月での快挙。通算１５５０４戦２５００勝。
　【９９．１．２５付】

 ●シーキングザパール米ＧT４着

　　１月２３日（日本時間、２４日午前８時３０分）、米サンタアニタ競馬場で行なわれた
　サンタモニカハンデキャップ（ＧT、ダート１４００b、５歳上牝馬）に、挑戦したシー
　キングザパール（牝６、森）は、４着という結果に終わった。同馬は、好スタートから４
　番手につける位置取りで、ペースが速くなった３コーナー過ぎでやや遅れましたが、直線
　ではインを突いて伸びる見せ場も作りました。ちなみに優勝は、Ｃ．ブラック騎手騎乗の
　７歳牝馬ストップトラフィック。【９９．１．２５付】

 ●横山典弘騎手ＪＲＡ通算９００勝達成！！

　　１月１６日、第１回中山競馬５日目第１２競走で横山典弘騎手騎乗のゲイリークレイン
　号が１着となりＪＲＡ通算９００勝を達成した。１９８６年３月デビューから、通算６５
　００戦目で史上１８人目、現役７人目ということ。ちなみに１２年１０ヵ月での９００勝
　達成は、武豊、福永洋一、加賀武見に次ぐ歴代４番目のスピード達成となる。
　【９９．１．１７付】

 ●ＪＲＡ最年長の大崎昭一騎手引退

　　昨年の７月２日に、軽度の慢性硬膜下血腫の手術を受けて戦列を離れていたＪＲＡ現役
　最年長の大崎昭一騎手が、１４日に引退届けを提出し、３６年間の現役生活にピリオドを
　打った。今後は、牧場で競走馬の育成業務に転身の予定とのこと。通算成績は８８８４戦
　９７０勝、重賞３６勝。【９９．１．１６付】

 ●タイキシャトル年度代表馬！！

　　１月１１日に開かれたＪＲＡ賞受賞馬選考委員会で１９９８年度の年度代表馬は、総数
  ２０８票のうち１７４票を獲得したタイキシャトル（牡６、藤沢和）に決まった。外国産
　馬の受賞は史上初の快挙となった。なお最優秀４歳牡馬は、１１９票を獲得したエルコン
　ドルパサーが、セイウンスカイの７７票を上回り受賞した。また天皇賞（秋）で骨折して
　安楽死処分となったサイレンススズカに特別賞を贈ることが満場一致で決定した。その他
　の１９９８年度の各最優秀馬は下記の通り。【９９．１．１２付】

 ●シーキングザパール米ＧT出走へ

　　１月２３日、米サンタアニタ競馬場で行なわれるサンタモニカハンデキャップ（ＧT、
　ダート１４００b、５歳上牝馬）に、シーキングザパール（牝６、森）が出走することが
　決定した。１８日まで出国検疫を受けた後、１９日午後、ロサンゼルスに向けて出国する
　とのこと。なお鞍上は、主戦の武豊騎手に決まり、昨年のモーリス・ド・ギース賞に引き
　続き、海外ＧT２勝目を狙う。【９９．１．１１付】

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